雑談

ヒロろんさん
本日は彼岸明け、そして大安です。

 「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺」と正岡子規の俳句にありますが、その秋の味覚「柿」が出回り始めています。柿にはビタミンC、カロチン、食物繊維、カリウム、タンニンなどが豊富に含まれています。ビタミンCといえば、酸っぱいイメージがありますが、柿に含まれているビタミンCはレモンやイチゴに負けていません。

 その他にも、ビタミンK、B1、B2、カロチン、タンニン(渋味の原因)、ミネラルなどを多く含んでいるため、『柿が赤くなれば、医者が青くなる』という言葉があるほど、柿の栄養価は高いのです。

 また、「二日酔いには柿」と言われる訳は、ビタミンCとタンニンが血液中のアルコール分を外へ排出してくれるからで、豊富なカリウムの利尿作用のおかげとも言われています。

 ちなみに、良い柿の選び方は、「ヘタ隙き」でないものを選ぶということです。「ヘタ隙き」とは柿の実とヘタの間に隙間(亀裂)ができる現象で、虫が入る原因となります。虫が入りますと、その部分の色が熟れたように変色して、果肉が軟らかくなってしまいます。その状態を「色虫実」と言うそうです。従いまして、柿を選ぶ時はヘタが実に張り付いているようなものを選ぶと良いそうです。

 尚、柿に4つの溝がありますが、その溝にそって切れば、種を切ることはないそうです。
ヒロろんさんのブログ一覧