本日の日経平均株価は-115円の16,205円と反落しましたが、16,200円台はキープしております。TOPIXも-1.03の1,330.88ポイントと反落いたしました。
先週末の米NY株式市場はもみ合い。上場した中国の電子商取引大手アリババ・グループ・ホールディングは急騰しましたが、ヤフーのほかソフトウエア大手のオラクルなどのハイテク株が下落したことで、相殺される形となりました。NY証券取引所に上場したアリババの初値は92.7ドルと、公開価格の68ドルを大幅に上回りました。取引開始直後に99.70ドルの高値をつけたもののその後は失速。89.95ドルと初値を割り込む場面もありましたが、38%高の93.89ドルで初日の取引を終えました。
東京株式市場は、先週末の米NY株式市場は高安マチマチ、為替市場では円安も一服、シカゴ平均株価先物も小安く回ってきたことから、やや売り優勢で取引が始まりました。
日経平均株価は-40円の16,281円と小安い位置で取引を開始いたしました。寄付き後は売り優勢の展開が続き下げ幅を拡大し-131円の16,189円で前場の取引を終えました。後場はヨコヨコの動きが続き-115円の16,205円で本日の取引を終えました。
日経平均株価の中期基調は上向きを継続。短期基調も上向き継続となっております。日経平均株価の日足は陰線を形成しております。
市場では「祝日を前に積極的な売買が手控えられている。過熱感のある銘柄を売り、出遅れ銘柄を買うリターンリバーサルの動きが目立つ」「イベント終了で利益確定売り優勢だが、G20はドル高容認と取れる内容であり、ポジション調整を急ぐ動きは出ていない。グローバル金融相場の持続期待が相場を支えそうだ」などと指摘されております。
今週は調整の動きが継続し、売り物吸収後は再度買われる動きとなりじっくりと16,900円前後を目指す動きを予想しております。