今の時期に燃えるような色の花を咲かせる「彼岸花」は「曼珠沙華(まんじゅしゃげ)」の名でも知られています。
曼珠沙華は「天上界に咲く小さな赤い花」という意味のサンスクリット語の音写で、仏教の経典には吉事の兆しにこの赤い花(曼珠沙華)が天から降りてくるとあります。
ところで、史上最大規模のアリババのNY上場が話題となりましたが、東京市場でも大型の上場が控えています。
まずは10月9日に8年ぶりの再上場を果たす「すかいらーく」。「ガスト」「バーミャン」「ジョナサン」「夢庵」「藍屋」などのファミリーレストンを展開し、13年12月期の連結売上高は3323億円、仮条件の1200~1450円から算出される時価総額は2415億~2918億円となります。個人投資家には株主優待(グループレストランで使える食事券)も魅力の一つです。
10月16日には「リクルートホールディングス」が上場します。グループの不動産会社リクルートコスモスの未公開株を賄賂として政治家や官僚に譲渡し、戦後最大の贈収賄事件に発展したリクルート事件は26年前の出来事で、一時はグループ全体が窮地に追い込まれましたが、見事復活を遂げました。た。
リクルートは「リクナビ」「タウンワーク」の求人、「ゼクシィ」「SUUMO」のメディア事業などを手掛け、15年3月期の連結売上高は1兆2900億円、仮条件の決定は来週月曜日ですが、時価総額は(東京市場で)今年最大の1兆6000億円程度が見込まれています。
上場していきなり時価総額が25兆円を超えたアリババは別格として、上記以外では無料通話アプリの「LINE」が年末に上場する予定で、時価総額は1兆円を超える見込みです。