疾走(第5章)

投財堂さん
投財堂さん
第5章(俺)・・・数分前走る女が、俺の前で止まった。そして・・・ウォークマンのイヤホンを外し、俺にこう言った。あの人を追いかけて下さい!手に持ったタブレットを俺に渡し前の男を追ってくれと言う。ワケが判らなかった。何でも、自分の脇を走り抜けて行った男性がリュックの中からタブレットを落としても気付かずに走って行ってしまったらしい。モノがモノだけに、追いかけているという。しかし、前を行く男性に追いつかず息も切れてきた頃、誰かが背後から追ってくる気配が・・変な男に追われてるとも言う。女の後方を窺った。遥か後方から走ってくる男の姿が見える。キャー!後ろを振り返った女がそう言うと俺にタブレットを渡し、そのまま逃げるように走り去った。??どうすんだよ!女の姿が遠ざかる。し、仕方ない。とりあえず俺はタブレットを手に、走り出した。(第6章へ続く)第1章はこちら→第1章
投財堂さんのブログ一覧