井上たけひこといえば、スラムダンクが有名。わたくしも10回はよんだねー。
ちょうど大ヒットした時に中学1年生。
そして、当然バスケ部へ。青春を スラムダンクとともに過ごした世代です。
その井上たけひこのリアル、というマンガが今熱い。
最初は面白いけどそこまで気にならなかった。
しかしだんだん進むにつれ、この漫画のすごさを思い知らされた。
わたくしの中ではこの10巻を過ぎたあたりから、すでにスラムダンクと同格。いやそれ以上か。
まずすごいのが、題材としている障害者バスケットボール。主人公は障害者。(何人か主人公がいて、障害者じゃない人もいますが。)
障害者バスケットボールをいろいろな側面からとらえつつ、ただただスポーツをするというのではない。いろいろなことを抱え、乗り越え、あるいはもがきながらも 自分の障害に向かい合い、あるいは身近な人の障害に向かい合う。差別、偏見、絶望、断念、などから、スポーツを通し自分が変わっていく。そのことによって周りも変わっていく。
なぜリアル という名前のマンガなのかようやくわかってきた感じ。飾ってないほんとの障害者の実態が描かれてる気がします。10巻以降は、何度泣いたことか。ティッシュ10箱くらい用意して読んでください。まず、マンガ買ったとして 損した、と思う人は一人もいないと思いますー