■□ 日経平均株価の動向と予想 □■

ヒロろんさん

 本日の日経平均株価は+253円の16,321円と大幅続伸し、終値ベースでは2007年11月以来、6年10ヶ月ぶりの水準を記録しました。TOPIXも+14.00の1,331.91ポイントと続伸いたしました。
 昨晩の米NY株式市場は続伸し、DOWとS&P500は終値で過去最高値を更新しました。米連邦準備理事会(FRB)が前日開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で、資産買い入れ終了後も「相当な期間」事実上のゼロ金利を維持する方針をあらためて表明したことが好感されました。FOMCメンバーの中期政策金利見通しが前回6月から切り上がったことを好感して金融株が全般に買われ、ゴールドマン・サックスが1.7%高となりました。

 東京株式市場は、昨晩の米NY株式市場の上昇、為替の円安進行、シカゴ平均株価先物も高く回ってきたことから、買い優勢で取引が始まりました。
 日経平均株価は+110円の16,177円と高い位置で取引を開始いたしました。寄付き後も崩れることなく買い優勢の展開が続き+233円の16,301円で前場の取引を終えました。後場は高値圏でヨコヨコの動きが続き+253円の16,321円で本日の取引を終えました。

 日経平均株価の中期基調は上向きを継続。短期基調も上向き継続となっております。日経平均株価の日足は窓空け陽線を形成しております。
 市場では「昨年来高値の節目を抜けて、ショート筋の買い戻しとみられる動きも出たようだ。安倍首相のGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)改革に関する発言も相乗効果として上げの加速の材料になったのではないか」などと指摘されております。
 日経平均株価は+253円の16,321円と大幅続伸し、13年大納会の16,320円を1円ですが上抜けて取引を終えました。形の上では上抜いてきたことから、【アベノミクス上昇第2波動入り】も鮮明になってきます。ただ、ひとまずは高値の16,320円には敬意を示し、タッチしたことから来週はスピード調整入りとなる可能性もございます。来週は反動安が予想されます。
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