日本時間15時からスコットランド独立の賛否を問う住民投票が開始されました。そこで今日はこのスコットランド独立が株価や為替・債券市場に与える影響や、さらにこの先のユーロキャリートレードについて考えていきたいと思います(*´ω`*)
ちなみにスコットランド独立の背景などについては、前回の記事でも書いていますので、詳しくは下記の記事をお読みいただければと思います↓
直前の世論調査と最新情報について簡単まとめ まずは現在の状況などについてまとめておきますと、直前の世論調査では独立に賛成が48%で反対が52%となっており、反対派がわずかにリードする情勢となっています((φ(..。)カキカキ
ただ、これに関しては報道各社によってもやや違うので、賛成派と反対派がほぼ50:50と非常に拮抗した状態であると言えるでしょう。
専門家の間では、反対派が上回るのではないかといった声がやや強めですが、この拮抗した状況だと蓋を開けて見るまでわからないといったところではないでしょうか。
投票は日本時間の明日午前6時に締め切られ即日開票。結果は明日の午後に判明するとされています。少なくとも明日の午前6時までは結果がわからないので、それまでにある程度はポジションを調整したり戦略を練っておくと良いのかもしれませんね。
株や債権、為替(ユーロ、ポンド)に与える影響は? そして本題ですが、スコットランドの独立が決定してしまえば、売られることはあっても買われることはないでしょうね(*´・ω・)(・ω・`*)ネー 基本的に株(英・欧)も債券(英・欧)もユーロもポンドも一旦はすべて売られることになるのは、ほぼ間違いなさそうです。
特にポンドについては10%近い値下がりを予想するような声もありますので、ご注意いただければと思います。なんといっても、イギリス自体が債務状況に関してかなりよろしくない状況ですから、こういった動きも否定できないでしょう。下手をすれば、株安・債券安(金利高)・通貨安のトリプルコンボが決まっちゃいますからねw
ただ、中長期的に見た場合は反発するといった見方は根強くあります。ショック的な売りが予測されることから、今回の値動きが絶好の買い場とするエコノミストすらいます。
根拠としては、ポンドの継続使用が認められないことから、スコットランドはかなりの期間、安定した通貨を持たないことになります。また、EUに加盟するにしろ相当な時間が必要ですから、ユーロの発行も短期間では難しいでしょう。
このような通貨が不安定な国に会社を置いておきたいかといえば、絶対そんなことはないわけで、すでに独立した場合はイギリスに移すと公言している企業もたくさんありますので、最終的にはイギリスに飲み込まれてしまうだろうということのようです(*゚Д゚)φ))ナルホド!!
それから逆に反対派が上回った場合は…