疾走(第3章)

投財堂さん
投財堂さん
第3章(俺)信号が赤に変わる。今だ。今しかない。これが最後のチャンスだ。これを逃したら、2度と・・・2度と追いつけない。そんな気がしたんだ。(逃げる)もう走れない。追ってくる男の姿は見えないが女は不安だった。止まったら追いつかれる。しかし、限界だった。止まろうとした女の前方に人影が見えた。助かった!!人がいる。すいませ~ん!女は、人影に声をかけた。そして、手に持った何かをその男に託した。女は言った。すいません、あの人を追いかけて下さい。あの人、これを落としたまま気付かずに走って行っちゃったんです。あの人を追いかけて、コレを渡して下さいませんか?私、もう走れなくて・・・ハアハア・・そういうと女は、男に、手に持っていたタブレット型の端末を渡した。(第4章へ続く)第1章はこちら→第1章
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