エコロジとエコノミの戦い

「もう少し乗れるけど、燃費の良い車に乗り換えました」
某社のCMでのフレーズですが、ちょっと気になる点があります。 

確かに燃費の良い車のほうが、地球に優しいし財布にもやさしい。 
つまりエコロジーにもなるし、自分のエコノミー(節約)の為にもなる。(原油高の昨今ではなおさら!) 

だけど引っかかるのが、新車を製造するにしても、使い古した車を廃棄するにしても多くの資源と二酸化炭素を排出してしまう事。
もちろん車のリサイクル率は高いけれど、リサイクルの際にも多くのエネルギーを要してしまう…

車に限らず、電化製品やパソコンもしかり。
"もう少し使えるのに"省エネ品に単純に交換するのが果たして(二つの意味で)エコなのかどうか?

買い換えると言う事は、確かにメーカーや廃品・リサイクル業者にとってのエコノミー(経済)にはなるので、文句なし。
しかし消費者や実際の地球環境にとってはグレーな部分が多い気がします。

もちろん、低燃費や省エネ製品を開発したり、リサイクル技術を確立するのはエコロジ・エコノミ共に◎。
ただし、通常の場合はエコロジとエコノミが対立するケースが多いようです。

そんな仲の悪いエコ達の間を取り持つべく、「カーボンオフセット」という免罪符を買ったり、苦し紛れに途上国から「二酸化炭素排出権」を買ったりする訳ですが。

そして、振り返れば歴史的な原油高。
ある専門家が以前、
「環境問題は資源が安すぎるのが原因の一つ。
 原油が1バレル200ドル以上になれば大分改善される」
と言っていた事を思い出しました。
こちらも、エコロジにとっては◎だが、エコノミにとっては×な話。

私の様な庶民にとっては、
「無駄な物は買わない!」って言うスタンスを貫いて、エコロジと自分のエコノミを両立するだけの事ですが。(^^;)ゞ
22件のコメントがあります
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あさってくん、こんにちは。^^

オイラの様な駄日記じゃなくって
ちゃんとした日記書いてるし・・・ 偉いねぇ。

確かに今までは、イケイケドンドンで資源を消費し
自然を破壊する様な方向で経済活動が活性化していったのかもね。

流石に地球規模での異常気象や環境破壊が進めば
今後は考えざるをえないのはわかる話だけども
原油が高くなればと言うのはちょっと話が違うような気がする。

個人レヴェルでも環境や自然に配慮する事はできるよね?
ムーブメントと言うのかな? 
そういうものは既に出来ていると思うので
個人個人が意識を持っていく事が大切だと思うよね。^^

逆に企業は、そういう方向を見定めて
ビジネスをしていかないといけないと思うし
徐々に方向転換しながら、それで経済が発展するなら
地球人として、喜ばしい事でもあるよね?^^
jojuさん
どうもです。

エコノミーの範囲を狭くとらえればそうかもしれません。
視野を空間的時間的に広げれば、エコノミ=エコロジーでしょう、おそらく。

ただ、昨今はエコロジの吐き違いもあるので要注意。
生態系保全など、その最たるものと思います。
絶えず変化していくのが生態系の本質なのに、それを人間の好みで固定してしまう愚、固定するのに多くの労力と税金をつぎこむ愚、、等々
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