概況

ヒロろんさん


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【1】NY市況                          **
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□ダウ工業株      
17131.97(+100.83)△0.59%

□ナスダック       
4552.76(+ 33.86)△0.75%

□S&P500      
1998.98(+ 14.85)△0.75%

□ダウ輸送株       
8570.11(+ 48.96)△0.57%

□半導体株(SOX)    
643.12(+ 10.88)△1.72%

□NY原油先物(10月限)  
94.88(+ 1.96)

□NY 金先物(12月限)
1236.70(+ 1.60)

□バルチック海運指数   
1150   (-23)

□為替      
(対ドル)107.10 
(対ユーロ)138.77

□CME日経225先物 
15910(+ 50)※大証比



 16日のNY株式市場は、ダウが続伸し取引時間中の史上最高値を更新しました。

 2日間の日程で米連邦公開市場委員会(FOMC)が始まり、結果発表を翌日に控えての様子見ムードからこの日のNY株は下げて始まり、その後は前日終値付近でしばらくもみ合いました。

 市場では今回のFOMC後の声明に関し早期利上げに前向きな表現が盛り込まれるとの見方が一部にありましたが、昼頃、米経済紙ウォールストリート・ジャーナルで米連邦準備理事会(FRB)担当する著名記者が声明の文言は基本的に維持されるとの見方を示したことが伝わると早期利上げに対する懸念が後退し買いが勢いを増しました。

 中国人民銀行が同国の5大銀行に対し資金供給を開始したとの報道も好感され指数は上げ幅を拡大。ダウは一時1万7167ドルまで上昇し、4日につけた取引時間中の史上最高値を更新。8月18日以来、約1カ月ぶりの3ケタの上昇で取引を終了し、7月16日につけた終値ベースの過去最高値(1万7138ドル)に迫りました。

 S&P業種別指数は全10業種が上昇し、ヘルスケア、公益、エネルギーが上昇率上位となっています。

 個別銘柄では、自社株買いを発表した医療保険のヒューマナが買われ、同業のウェルポイントやユナイテッドヘルスなどにも買いが波及。原油相場の上昇を背景にエクソンモービルやシェブロンなどのエネルギー株も上昇。前日下げたマイクロソフトやグーグル、フェイスブック、テスラモーターズ、アマゾン、ギリアド・サイエンシズなども反発しています。

 上場を控える中国電子商取引最大手アリババの主要株主のヤフーは、すでに株価は高い水準にあるとして売りが優勢となっていましたが徐々に値を戻し小幅高で取引を終了。AKスチールやUSスチールなどの鉄鋼株の上昇も目立ちました。ゲーム小売りチェーンのゲームストップや家電量販店のベストバイが上げ幅を拡大した一方、ラジオシャックは反落しています。

 ダウ構成銘柄では、ユナイテッドヘルス、ビザ、エクソンモービル、インテルなど28銘柄が上昇。下げたのはナイキ1社で、キャタピラーは前日比変わらずでした。

 NY原油先物は続伸。石油輸出国機構(OPEC)の事務局長が生産枠の引き下げに言及したことが買いにつながりました。金先物は小幅続伸。バルチック海運指数(BDI)は4営業日続落です。

 CME日経225先物は、円建ては15910(大証比50円高)、ドル建てが15950(同90円高)で取引を終了しました。





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【2】主な注目材料とニュース                   **
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☆注目材料

 昨晩のNYダウは、前日比100ドル高の1万7131ドルと2日連続で上昇しています。7月16日に付けた史上最高値(1万7138ドル)にあと7ドルと迫っています。一時1万7167ドルまで上昇し、取引時間中の史上最高値(1万7161ドル)を更新する場面がありました。

 シカゴ日経平均先物は1万5910円と昨日の東京市場の日経平均株価1万5911円と比べてほぼ同水準となっています。

 今朝6:28の円相場は、対ドルで1ドル=107円11銭前後(昨日16:00台は107円27銭)、対ユーロは1ユーロ=138円80銭前後(同138円71銭)で推移しています。

 NY原油は大幅高、前日比1.96ドル高の1バレル=94.88ドルと2日連続で上昇しています。石油輸出国機構(OPEC)のバドリ事務局長が11月の総会で減産に踏み切る可能性を示唆したことを受け、原油需給が引き締まるとの見方から買いが入っています。

 NY金価格は小幅高、前日比1.6ドル高の1トロイオンス=1236.7ドルと2日連続で上昇しています。


 昨日の日経平均株価は、前週末比36円安の1万5911円と6日ぶりに値下がりしています。

 ソフトバンク(9984)が前週末比3.5%と大幅に上昇し、相場全体を下支えしています。出資する中国の電子商取引大手アリババ集団が米市場への株式上場に伴う公募・売り出しの仮条件を引き上げたことが好感されています。

 米アップル「iPhone6/6プラス」の発売を19日に控え、各社の顧客争奪戦が激化しています。ソフトバンクモバイルは昨日、他の携帯電話会社の契約者を対象に端末を最大4万3200円で下取りすると発表しています。14日に同額の下取りを発表したNTTドコモに対抗します。

 本日は、14:00に8月の訪日外国人数が発表されます。7月(推計値)は、前年同月比26.6%増の126万9700人と、これまで7月として過去最高であった2013年(100万3032人)を約26万6600人上回っています。また、今年4月に記録した123万1471人を上回り、1ヵ月間として過去最多となっています。

 今年3月から5ヵ月連続で月間の訪日外国人数が100万人を超えています。1~7月の累計は753万0070人となり、過去最高のペースとなっています。

 海外では、米連邦公開市場委員会(FOMC最終日、声明発表)、イエレン米FRB議長会見、8月の米消費者物価指数、4~6月期の米経常収支、9月の米NAHB住宅市場指数の発表などが予定されています。


◆主なニュース

・高卒求人、製造業が拡大 新日鉄住金8割・マツダ6割

・首相「収益を賃金に」 諮問会議、景気5項目集中点検

・ホンダ、バングラデシュに新工場検討 二輪車を増産へ

・イオン、東南アで出店攻勢 売上高倍増へ多様性を磨く

・スタバ、主力商品値上げ 「ラテ」など10品で10円

・日本化薬、リウマチ用バイオ後発薬 患者負担を3割減

・菱地所、丸の内のビル賃料上げ 3年で50億円増益に

・米グーグルが新興国向けスマホ パナソニックも生産へ

・多国籍企業のグループ内取引報告義務化 OECD指針

・ウクライナ、連合協定批准 EUとの統合路線を加速へ

・イラク地上戦、米関与も 軍高官「顧問団が同行」示唆



◆経済指標等

・訪日外国人客数(8月、観光局)

・英失業率(5~7月)

・米住宅ローン申請指数(週間)

・米石油在庫統計(週間)

・米消費者物価指数(8月)

・米経常収支(4~6月期)

・米住宅市場指数(9月)


◆その他

・新規公開 
ロックオン(東マ・3690)
公開価格1,300円

・主な決算 
ツルハ(3391:ドラッグストア大手)

・海外決算 フェデックス(運輸)

・英中銀の金融政策委員会議事録(3~4日開催分)

・米連邦公開市場委員会(FOMC)結果発表・経済見通し

・米FRB議長講演




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【3】心に残る名言                        **
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幸せとは、旅の仕方であって、行き先のことではない。


                    ロイ・M・グッドマン
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