4.3.5(E)じり高のとき、普通は新規に空売りしようなどとは思わないのに、手持ち株があるときは、なぜ売りたくなるのか。
少しばかりの利益を確定したいからだ。しかし、買ったままほうっておくのが正解だ。また、万一空売りしている場合は、損をしていても買い戻すこと。まだまだ上がる確率が高いからだ。
4.3.5.1『底を見極め買い付け、余程の利分付き候節、相場、保ち合い候か、又少々引き下がることあり。その節利足勘定等致し、先達上げの節売り返さざるを思うことあり。はなはだ心得違いなり。
底を買い出す時は落ち引きなき前に、決して売らざるものなり。底の買い引き上げ、落ちになる迄買い重ねるものなり、心得べし。』(本間宗久1724-1803,第25章)
4.3.5.2『底値段にて保ち合い、上げかかる米は二~三ヶ月に急に天井値段でるなり。その節、百俵上げを的にして買い重ねて善きなり。』(本間宗久1724-1803 第43章)
未来のための哲学講座
http://www.k4.dion.ne.jp/~mirai