【投資脳のつくり方】インドネシアの二銀行が合併

木下 晃伸さん
木下 晃伸さん
みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
経済アナリスト、木下 晃伸(きのした てるのぶ)です。

●アイフォーン

iPodを使っているため、アイフォーンがあれば便利だな、と思います。
キャリアもそもそもソフトバンクですし。
日本では世界で初めての3G携帯として登場することもあり、今から楽しみですね。
それでは、雑誌「マネージャパン」ホームページに平日毎日連載している
「経済アナリストが斬る!投資に役立つ3大ニュース」をご覧下さい。

本日もよろしくお願い申し上げます。


※本資料の利用については、必ずプロフィール欄にございます
重要事項(ディスクレーマー)をお読みいただいた上、ご利用ください。

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─────────────────────────────────────【経済アナリストが斬る!投資に役立つ3大ニュース】
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1.インドネシアの二銀行が合併

2.「アイ・フォーン」ソフトバンクに販売権

3.今の若手は「脱個人主義」

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1.インドネシアの二銀行が合併

 ●インドネシアでマレーシアの投資会社傘下の2銀行が合併する方針
 ●BHCB(マレーシア)は他行に先駆けて海外進出をはかる
 ●小さなイスラム国家が国際的な金融ハブに

インドネシアの大手銀行ニアガ銀行とリッポー銀行が
2009年に合併する方針を決めた。
合併後の総資産は95兆2000億ルピア(約1兆500億円)となり、
国内5位の規模となる。

合併行の新名称は「CIMBニアガ」。
マレーシアの政府系投資会社カザナグループの傘下にあるニアガ銀行が
リッポー銀行を吸収する形で合併する。
インドネシアの金融業界で
マレーシアなどの外資系投資会社の存在感が一段と高まりそうだ。

CIMBグループが属するブミプトラコマース(BCHB)は
マレーシアで2番目に大きな金融グループである。
今週取材を行い経営戦略等についてディスカッションしてきた。
競合であり国内のトップに位置するパブリックバンクや
マヤラバンクに先駆けて、インドネシアを中心とした
海外進出を積極的に進めているのが強みとなっている。

マレーシアは人口2,700万人、GDP16兆円の小さな国だ。
しかし、その立地条件やイスラム国家という利点を活かして、
中東のマネーを呼び込むことに成功している。
それは、人口2億2,000万人をもつインドネシアなど周辺の大国に進出するなど、
成長のポテンシャルがマレーシアにあるからだ。
今後マレーシアは、現在のシンガポールのように
金融ハブとして大きく成長する可能性があるのだ。
新興国への投資を考える場合、BRICsのように全体で捉える時代は終わった。
細かく各国、各企業の特徴を見ていくことが重要である。


2.「アイ・フォーン」ソフトバンクに販売権

 ●「iPhone」の争奪戦でソフトバンクが勝利、年内の発売予定
 ●収益性の面では不透明な要因も 
 ●日本の携帯ビジネスが転換点を迎える可能性も

ソフトバンクモバイルは4日、
米アップルの携帯電話で世界的に人気がある
「iPhone(アイフォーン)」を年内に発売すると発表した。

「寝耳に水だ。われわれは何も聞いてない」。
ソフトバンクの発表を受けて、あるドコモ関係者は驚きの声を上げたそうだ。
そのくらいドコモにとっては痛手である。
4月にロゴマークを刷新し、ブランドの再建を進める予定だったが、
そのチャンスを逃すことにもなりかねない。

ポイントは、日本のキャリア主導の
ビジネスモデルが転換点を迎える可能性がある点だ。
日本のキャリア主導のビジネスモデルによって、
日本の携帯電話製造メーカーの世界的な競争力は失われてしまった。
わずかに、ソニーがエリクソンと組んだことが成功しているが、
それでも世界シェアは低位にとどまる。

しかし、今回はアイフォーン販売の見返りとして、
ソフトバンクは通信料金の一部をアップルに支払う契約も必要になると思われる。
キャリアが携帯端末の仕様に至るまで
すべてを管理していた仕組みとは大きく異なる。

今後の携帯ビジネスを考える上で
「アイフォーン」が従来型のキャリア主導のビジネスモデルに
風穴を空けることを期待したい。


3.今の若手は「脱個人主義」

 ●新入社員はチームで成果を分かち合える職場を強く求めている
 ●チームで大きな成果をだし、そこから見返りを得る
 ●人材戦略は企業評価の重要なポイント

産業医の荒井千暁先生のコラムが目に入った。
2006年に行われた調査結果によって、
数年前に比べて今の新入社員が
チームで成果を分かち合える職場を強く求めているということがわかったそうだ。

これは当社の社員やアルバイトの学生を見ていると分かる。
個人の努力がそのまま成果に結びつくことよりも
成果を分かち合いながら、給料等の成果物を高めていくステップを
明示しなければ、モチベーション高く動かないからだ。
そうした背景を理解し、当社では仕事を行なってもらっている。

やはり、時代は変わってきているのだろう。
かつては、親睦会などの社内イベントを避ける気運が強かったように思う。
ただし、そのイベントもチームで成果を出すために効果的なのであれば、
厭わないと考えているのではないか。
一人勝ちをするよりも大きなビジネスをチームで行って達成感を味わい、
自分をより上のステップへと進歩させたいという発想からすれば十分理解できる話だ。

企業を取材する上で、数値やビジネスモデルなどに加え、
人材戦略について質問することは非常に多い。
社員のモチベーション如何が会社の業績を左右するからだ。
実際、企業によって人材育成、活用の方法は大変ユニークな場合も多い。
人材戦略は、標準化しにくいものであるだけに、
競合他社と差別化をする上で重要なポイントであるため、
取材時に注意深く聞く質問の一つだ。


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( 文責:木下 晃伸 きのした てるのぶ )

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1件のコメントがあります
1~1件 / 全1件
Arumajiroさん
こんにちは

アイフォーンほしいですね~
おしゃれですよね。
でも値段がちょっと気になります。。。
ソフトバンクからでるってのが引っ掛かります。
ドコモからだったら考えるのに(^^)
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