――――――――――――――――――――――――――――――――――∞
【1】今日の相場 **
――――――――――――――――――――――――――――――――――∞
◎日経平均
15749.15(+ 44.04)△0.28%
◎TOPIX
1299.62(+ 0.98)△0.08%
◎売買高概算 18億9690万株
◎売買代金概算 1兆7629億円
◎時価総額 463兆3990億円
◎値上り銘柄数 660 ◎(年初来)新高値 111
◎値下り銘柄数 1017 ◎(年初来)新安値 8
◎変わらず 146
◎騰落レシオ(25日)117.18%
◎カイリ率(日経平均)
25日線比+2.03%
75日線比+2.99%
◎為替
(対ドル) 106.32
(対ユーロ)136.93
◎出来高上位
1.みずほ <8411>
202.0円(- 0.4円) 88,634千株
2.ユニチカ <3103>
48円(+ 2円) 78,008千株
3.熊谷組 <1861>
406円(- 8円) 39,883千株
4.若築建 <1888>
215円(+ 10円) 37,429千株
5.三菱UFJ<8306>
606.0円(- 4.4円) 37,092千株
◎売買代金上位 (円)
1.ソフトBK<9984>
7969円(+ 341円)187,870百万
2.トヨタ自 <7203>
6127円(+ 20円) 36,237百万
3.日経レバE<1570>
10780円(+ 60円) 30,605百万
4.ファナック<6954>
18735円(+ 75円) 23,628百万
5.マツダ <7261>
2569円(+ 40円) 22,721百万
◆相場概況
外国証券の寄付前の注文状況・・・売り780万株 買い960万株
本日の東京マーケットは日経平均株価が連日で上昇、前日比44円(0.28%)高の1万5749円で取引終了です。
昨晩のNYダウは25ドル安でしたが、円相場が1ドル=106.20円前後と昨日から1円ほど円安となったことを好感した買いが寄付き前から先行。寄付きは90円高の1万5795円と1万5800円に急接近。ただ、昨日発表の4~6月期GDP確報値が速報値から下方修正されるなど国内景気の弱含みに対する懸念は強く、寄付きを高値にしてその後は一進一退。金曜日にメジャーSQを控えていることもあり、引けにかけて売り買い交錯、神経質なもみ合い状態となっています。尚、ソフトバンクが4%を超える上昇で日経平均株価を1銘柄で40円押し上げています。売買代金は概算1兆7629億円、上海総合指数は0.1ポイント高の2326です。
業種別では、情報通信、海運、自動車、機械、電機などが高く、不動産、土石、石油、建設などが下げています。
個別銘柄では、海上土木首位の五洋建設が9円高の403円と値を上げて年初来高値更新。シンガポールで同国最大規模となる病院の建設を受注したと報じられ、好感した買いが入っています。受注額は960億円で日本の建設会社単独での海外受注として最大級となる見通しです。
九州本拠に首都圏も展開する電気設備工事の九電工が212円高の1418円と大幅高で年初来高値更新、1996年9月以来、約18年ぶりの高値水準となっています。昨日の引け後に2015年3月期の連結純利益が前期比2.1倍の76億円になる見通しと発表。従来予想56億円から大幅上方修正となり、好感した買いが入っています。公共事業や太陽光発電設備などの受注が好調です。
ソフトバンクが341円高の7969円と大幅高。出資する中国・アリババ集団(浙江省)の米株式市場の上場に伴う仮条件が決定し、保有するアリババ株の含み益が5兆円規模になるとの見方から好感した買いが膨らんでいます。昨晩のナスダック市場で同じくアリババに出資するヤフーが大幅高となったことも支援材料となっています。
神戸製鋼所子会社の環境装置メーカー神鋼環境がストップ高、80円高の541円となっています。ミドリムシの量産技術を確立したと発表したことが材料となっています。天候に左右されず、大型水槽で安定的な大量生産ができ、2016年度にも食料品向けに供給し、ジェット燃料などにも売り込む方針です。収益押し上げ要因として期待した買いが集まっています。
川崎汽船が2円高の259円と小幅高ながら連日で上昇、上値追いの展開が継続しています。2015年から18年にかけて1000億円強を投じ、10隻の大型コンテナ船を導入すると報じられ、材料視した買いが入っています。リーマン・ショック以降はコンテナ船の大規模発注を見合わせていましたが、主要航路であるアジア欧州間の荷動きが活発化しており、受注拡大や運航コストの削減で競争力を高める計画です。海運業界では収益力の向上を狙って船舶の大型化が進んでいます。
その他、NTTが45円高の6959円、三菱電機が30.5円高の1401.5円、スマートフォン向けリアルタイムバトル「バハムートクライシス」をAppStoreなどで配信することを決定したと発表したenishが236円高の1932円。
自動車照明大手の市光工業が24円高の271円、電磁波遮蔽フィルムがスマホ向けに好調のタツタ電線が41円高の580円、工業用薬剤首位でセルロースナノファイバー関連の第一工業製薬が30円高の470円と値を飛ばして
います。
本日の新高値銘柄は、ミライトHD、飛島建、佐田建、淺沼組、若築建、五洋建設、大林道路、横河ブリッジ、九電工、東芝プラント、信越化学、日本精工、中国塗料、学情、コニカミノルタ、日本電産、エプソン、村田製作、ニチユ三菱、応用地質・・・等々です。
――――――――――――――――――――――――――――――――――∞
【2】主な材料 **
――――――――――――――――――――――――――――――――――∞
・古くなったインフラ点検を自動化 技術開発相次ぐ
・経財相「投資意欲は旺盛、消費の落ち込みは一時的」
・日銀要旨、複数「省力化投資や更新投資期待できる」
・錦織商戦、熱気続く 使用モデルやスクールも人気
・EU、対ロ追加制裁を決定 情勢判断で発動見送り
・米消費者信用残高、7月は9.7%増 伸びが拡大
・米ホームデポ、不正アクセス確認 顧客情報流出か
・米アマゾン、自社スマホを2万円値下げしテコ入れ
――――――――――――――――――――――――――――――――――∞
【3】主な投資判断 **
――――――――――――――――――――――――――――――――――∞
[クレディS証券]
引下げ A→B
(6954)ファナック 20,000→17,500円
引下げ A→C
(6103)オークマ 1,300→ 750円
引下げ B→C
(6141)DMG森精機 1,300→ 1,150円
[UBS証券]
据置き A
(6702)富士通 890→ 1,000円
[野村証券]
引上げ B→A
(6471)日本精工 1,400→ 1,700円
据置き A
(6472)NTN 500→ 550円
据置き A
(6473)ジェイテクト 1,800→ 2,000円
[SMBC日興証券]
据置き A
(9684)スクエニ 2,300→ 3,000円
[三菱UFJMS証券]
据置き A
(9201)日本航空 7,000→ 7,070円
据置き A
(9433)KDDI 7,600→ 7,800円
引下げ B→C
(9202)ANA 200→ 220円
引下げ B→C
(9437)NTTドコモ 1,500→ 1,580円
※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記
※投資判断を再開した場合は新規と記載
※価格は各証券会社が判断する妥当株価
――――――――――――――――――――――――――――――――――∞
【4】所属業種の見直し **
――――――――――――――――――――――――――――――――――∞
東京証券取引所が発表している業種別株価指数は、東証1部上場の全銘柄を33の業種に分け、時価総額を基準に指数化したものですが、実際の業種分類の基準は全国の証券取引所などで組織する「証券コード協議会」が定めており、それに基づいて東証が指数算出を行っています。
証券コード協議会では、最近2―3年間の実績や計画をもとに、売上高が最も多い事業で判断し業種分けを行い、事業規模だけで決定できない場合は利益計画や設備の状況なども勘案されます。
現業種分類に属する事業の売上高に比べて他の事業分野の売上高がの2倍以上になった場合などを勘案し、所属業種の見直しが定期的に行われています。
ちなみに9月1日に発表された最新の見直しでは、下記の4銘柄の所属業種が変更となります。
コード (市場)会社名 現所属業種 → 新所属業種
2160(東マ)ジーエヌアイグループ
サービス業 → 医薬品
2706(JQ)ブロッコリー 小売業 → その他製品
5912(東1)OSJB 金属製品 → 建設業
9360(東2)鈴与シンワート 倉庫・運輸関連 → 情報・通信
変更日:2014年10月1日