本日の日経平均株価は+44円の15,749円と続伸。TOPIXも+0.98の1,299.62ポイントと小幅続伸いたしました。
昨晩の米NY株式市場は高安マチマチ。DOWとS&P500は下落しましたがNASDAQ総合指数は上昇しました。ドル高の影響から原油価格が下落しエネルギー関連株が下落、石油大手エクソン・モービルは1.5%の下落、油田サービスのシュルンベルジェは2.1%の下落と軟調。一方、中国の電子商取引大手アリババ・グループ・ホールディングの新規株式公開(IPO)への期待感が広がり、同社に22.4%出資しているヤフーは5.6%上昇しました。
東京株式市場は、昨晩の米NY株式市場は高安マチマチでしたが、外為市場で1ドル106円台までドル高・円安が進行(5年11ヶ月ぶり)したことから、シカゴ平均株価先物も上昇、買い優勢で取引が始まりました。
日経平均株価は+90円の15,795円と高い位置で取引を開始いたしました。
しかし寄付き後は売り物に押され上値を抑えられ+47円の15,752円で前場の取引を終えました。後場は15,780円前後でもみ合う動きが続いた後引けにかけてやや上げ幅を縮小し、結局+44円の15,749円で本日の取引を終えました。
日経平均株価の中期基調はフラット。短期基調は上向き継続となっております。日経平均株価の日足は短小陰線を形成しております。
市場では「円が一段安となり、日経平均も後場は上げ幅を拡大させているが、主要な投資家はすでに自動車、電機など主力輸出株のポジションを積み上げている。為替相場だけではこれ以上買い上がりにくい」 などと指摘されております。
日経平均株価は+90円の15,795円で寄り付き、9月3日の直近高値15,829円に接近した場面がありましたが、週末にメジャーSQ算出も控えていることから、寄付き後は上値の重い展開となり、高値付近で陰のコマをヨコヨコに並べております。引き続き先週の動き同様に過熱感を冷やす良い調整と見ております。今後は、9月3日高値15,829円を終値で陽線で明確に上抜いて来れば、次は13年大納会の16,320円を目指す動きが期待されます。