昨日の夕方ごろにウクライナのポロシェンコ大統領が、ドネツク州にロシア軍部隊が進入したことを明らかにしました(>ω
ですが市場は至って平常運転( ´_ゝ`)フーン この情報が流れた直後は下押しされたものの、それほど大きな値動きにはつながらず値動きは限定的でした。そろそろ飽きてきちゃいました?
事態は緊迫するも、市場への影響は限定的。 今のうちだけなんでしょうか?それとも、これから急速にリスクオフ(回避)ムードが高まるんでしょうか?まぁ個人的には織り込み済みだったのだと思うので、もっともっと情勢が悪化しない限りは大丈夫かと。
そんなわけであまり値動き材料にはならなそうですが、一応現在の状況や各国の反応についてまとめておきます(*´ω`*)
・現在の状況:1,000人超(3,000~4,000人?との話も)のロシア軍兵士がウクライナ領内に侵入し、ロシア軍の支援を受けた親ロシア派武装勢力が主要都市のノボアゾフスクを支配下に置いた他、南東部の一部地域を制圧したとのこと。そして当然、引き続き交戦中です。
・ウクライナの反応:ポロシェンコ大統領はロシア軍部隊がウクライナ領内に進入したことを激しく非難。また、国連安保理の緊急会合の開催を求めています。
・ロシアの反応:ロシア国防省は、同国軍部隊がウクライナへ侵攻したとの情報は「デマ」として強く否定。プーチン大統領は、戦況が逆転ことを強調しつつ即時停戦を求めています。
・アメリカの反応:対ロシアへの経済制裁強化が最も効果的で最善の手段。軍事行動については否定。
・ドイツの反応:30日のEU首脳会議で対ロシアへの追加制裁を検討する。
大体こんなところでしょうかね。ちなみにロシアの通貨であるルーブルは下落が止まらず、ドルに対して過去最低水準に突入しています。
う~ん、要はプーチン大統領としては、たとえ多大な経済的ダメージを受けようともロシアがウクライナへの影響力を維持し続けることの方が重要だと考えているんでしょうかね。まぁ確かに国防上も重要な拠点ではありますが、ここまでするかといった雰囲気もありますヾ(・_・;)ォィォィ…
今のところは、アメリカもEUも軍事介入する可能性については否定しているものの、今後戦闘が激化することは明らかなわけですから、その辺についてはしっかり見ておく必要があるでしょう。
今後についてはなかなか難しいですね。ただ、プーチンがこれだけ強気の姿勢で動いているということは、万が一つにも欧米が介入してくることはないと踏んでいるともとれますので、急速にリスクが高まる可能性は低いのかもしれません。
いずれにせよ、これまでの相場を見る限りでは、追加制裁や非難声明程度では市場が動揺することは無さそうです((φ(..。)カキカキ
大体こんなところでしょうかね。中東のほうでも、ISIS(イラクとシャームのイスラム国)に対するさらなる空爆が検討されてはいるものの、リスク回避的な動きは強まっていませんし、もっと大きな動きがない限りは材料視されないと思いますので、その辺を頭に入れた上で今後の動向を念のため確認しておきましょう。
比較的材料豊富な1日も値動きは限定的か ここからはいつものように昨日のまとめをしつつ、今後のドル・円相場について考えていきましょう。28日(木)の東京市場は、1ドル=103.60~103.90円台で値を下げる展開となりました。序盤は高値を維持していたものの、日経平均株価が安く寄り付くとドル売りに傾きました。その後は下値圏でのモミ合いに。