本日の市況

ヒロろんさん
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【1】今日の相場                         **
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◎日経平均  15424.59(- 35.27)▼0.23%
◎TOPIX  1277.97(-  2.77)▼0.22%

◎売買高概算  20億5937万株
◎売買代金概算  1兆8052億円
◎時価総額  455兆6291億円

◎値上り銘柄数 694  ◎(年初来)新高値 77
◎値下り銘柄数 949  ◎(年初来)新安値 13
◎変わらず   175

◎騰落レシオ(25日)100.05%


◎カイリ率(日経平均)25日線比+0.17%   75日線比+1.76%

◎為替  (対ドル) 103.80  (対ユーロ)136.69

◎出来高上位

1.三住建  <1821>  127円(+   2円)130,344千株
2.みずほ  <8411> 197.9円(±   0円) 91,243千株
3.熊谷組  <1861>  370円(+   5円) 48,337千株
4.ユニチカ <3103>   46円(+   1円) 40,043千株
5.昭電線  <5805>  117円(-   1円) 38,987千株

◎売買代金上位                           (円)

1.ソフトBK<9984>  7506円(+ 244円) 90,243百万
2.日経レバE<1570> 10350円(-  30円) 37,574百万
3.トヨタ自 <7203>  5928円(-   7円) 32,571百万
4.三井住友 <8316>4200.5円(+53.5円) 30,187百万
5.西武HD <9024>  2237円(+   9円) 25,092百万



◆相場概況

 外国証券の寄付前の注文状況・・・売り700万株 買い900万株

 週末、月内最終売買日となった本日の東京マーケットは日経平均株価が小幅安、前日比35円(0.23%)安の1万5424円で取引終了です。

 ロシア軍のウクライナ東部侵入による情勢緊迫化と対ロ追加制裁を警戒して昨晩のNYダウが42ドル安となったこと、加えて円相場が1ドル=103.80円前後と円安一服の状態となっていることが重石となって朝方から売りが先行。週末・月末要因も重なって買い手控え気分が強まる中、11:07には下げ幅が103円となる場面もありました。ただ、来週の内閣改造を控えて政策期待からの押し目買いが入り、引けにかけては下げ幅を縮小しています。補正予算の計上、カジノ法案の具体化、国家戦略特区第2弾、GPIFの見直し・・・等々、9月は注目材料が豊富です。売買代金は概算1兆8052億円、上海総合指数は21ポイント高の2217です。

 業種別では、情報通信、紙パ、精密、海運、陸運などが高く、不動産、非鉄、鉄鋼、建設、ゴムなどが下げています。

 個別銘柄では、古河電池がストップ高、100円高の790円となっています。紙製容器でできた非常用マグネシウム空気電池「マグボックス」を12月中旬に発売すると発表し、好感した買いが集まっています。災害など非常時に水や海水を入れるだけで発電でき、発電時間は最大5日間。スマートフォンなどUSB機器の充電にも使え、主に地方自治体向けに販売します。

 岩谷産業が32円高の812円と値を飛ばしています。東京タワーのそばに水素ステーションを建設すると発表し、加えて経済産業省が2015年度から燃料電池車に水素を補給する施設が足りない地域で新設コストへの補助金を増やすとも報じられ、水素関連銘柄の代表格として物色の矛先が向かっています。関連銘柄として、日本精線が42円高の717円、三菱化工機も43円高の490円と値を飛ばしています。

 ロボット関連の菊池製作が420円高の7390円と値を上げています。福島県が公募した「災害対応ロボット産業集積支援事業」に同社が研究開発を進めている3テーマが選ばれたと発表。災害で避難する人々の歩行を支援するロボットの開発などが助成の対象となっており、研究開発に弾みがつくとの見方から買いが入っています。同社は3テーマにそれぞれ1億5000万円前後の補助金が割り当てられるとコメントしています。

 その他、臨床検査薬大手の栄研化学が長崎大学と共同でエボラ出血熱の新診断技術を開発したことで116円高の1834円、9月末に1→1.5株への株式分割を発表した東京デリカが137円高の2461円、カスタムLSI首位のロームが340円高の6640円と年初来高値更新。

 リニアによるセメント需要拡大期待から太平洋セメントが8円高の435円、土木比率が高い熊谷組も5円高の370円、新潟県地盤の中堅建設の植木組も19円高の301円といずれも年初来高値を更新しています。

 本日の新高値銘柄は、三井住友建、熊谷組、植木組、大林道路、富士紡、戸田工、日立化成、大塚HD、日本ペ、太平洋セメ、丸山製作、日立国際、アルプス、日本光電、ローム、日東電工、ニトリ、東京デリカ・・・等々です。



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【2】主な材料                          **
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・7月の鉱工業生産は微増 基調判断「弱含み」据え置き

・7月の消費支出5.9%減 大震災以来の4カ月連続減

・7月の失業率3.8% 求人倍率は横ばいの1.10倍

・7月の小売販売額は0.2%増 増税後初めてのプラス

・7月の新設住宅着工、14.1%減 5カ月連続の減少

・7月の自動車生産1.7%減 11カ月ぶりのマイナス

・総務省、来年からネット消費を調査 GDP押し上げか

・HISの11~7月期、営業利益が4年連続で過去最高

・米グーグル、無人機配送システム開発 数年内に実用化




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【3】主な投資判断                        **
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[クレディS証券]
 新 規   A(4927)ポーラオルビス       5,000円
 引下げ B→A(5938)LIXILグループ 2,700→ 2,000円

[野村証券]
 据置き   A(6465)ホシザキ電機    6,000→ 6,400円
 新 規   B(7211)三菱自動車         1,300円

[三菱UFJMS証券]
 据置き   A(2461)ファンコミ     2,800→ 2,100円
 据置き   A(6481)THK       3,030→ 3,320円
 引上げ B→A(7203)トヨタ自動車    6,400→ 7,400円

[みずほ証券]
 引上げ B→A(3002)グンゼ        300→ 385円
 据置き   A(4516)日本新薬      3,250→ 3,860円
 据置き   A(6832)アオイ電子     3,150→ 5,150円
 据置き   A(9742)アイネス       930→ 1,110円

※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記
※投資判断を再開した場合は新規と記載
※価格は各証券会社が判断する妥当株価




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【4】「売るな」という相場格言                  **
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 相場に関わってきた投資家たちは、長年の経験を踏まえて相場での出処進退の方法や心構えを相場格言として今に残しています。

 その中に「天災には買い向かえ、人災には手を出すな」または「突発事件は売るな」というのがあります。

 何か大きな突発事件が発生した場合、たいてい一旦は売り込まれます。海外での事件や海外市場での急落などの場合も相場は一時的に売り一色となるような場面がありますが、その一方で短時日のうちに相場が回復するケースもあります。

 投資家の恐怖や不安といった心理が強まれば相場は下げますが、発生した事象について実質的な影響はあるのかないのか、一時的か否か、あるいは感情的なパニックではないか、それとも広範囲に長く影響するのかといったことを考え、冷静な判断をせよということです。ファンダメンタルズに大きな影響がなく、収益見通しに変化がなければ遠からず相場は戻します。

 格言を残した先人は、そういった経験則を踏まえて売りを自制するよう助言しています。





もちろんコトにもよりますが、場合によりましては不謹慎という声を背に冷徹な行動を取れる者が大きな利益を手にします。どのような時も、過度に悲観的にならず、過度に楽観的にもならず、チャンスがあれば冷静にそれを活かすことが投資の要です。
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