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【1】NY市況 **
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□ダウ工業株 17076.87(+ 75.65)△0.44%
□ナスダック 4557.35(+ 18.80)△0.41%
□S&P500 1997.92(+ 9.52)△0.48%
□ダウ輸送株 8454.25(+ 24.34)△0.29%
□半導体株(SOX) 637.25(- 2.47)▼0.39%
□NY原油先物(10月限) 93.35(- 0.30)
□NY 金先物(12月限)1278.90(- 1.30)
□為替 (対ドル)104.04 (対ユーロ)137.25
□CME日経225先物 15595(- 25)※大証比
週明け25日のNY株式市場は買い優勢で堅調に推移。S&P500種指数
は取引時間中の高値として、史上初めて2000の大台に乗せています。
欧州中央銀行(ECB)が追加緩和を準備しているとの見方が広がったこと
から欧州株が上昇し、米国でも緩和的な金融政策が長期化するとの見方を背景
に買いが先行しました。
米シカゴ連銀が発表した7月の全米活動指数は予想外の上昇で4カ月連続で
改善した一方、米商務省が発表した7月の新築住宅販売件数は予想以上に減少
し、住宅在庫が急増するなど、この日の経済指標はまちまちの内容でしたが、
活発なM&A(企業の合併と買収)の動きが支援材料となり主要指数は終日堅
調に推移しました。
優良株で構成するダウ工業株30種平均は反発し、7月16日につけた過去
最高値(1万7138ドル)に接近。主要500社で構成するS&P500種
指数は、取引時間中に指数算出以来初めて2000を突破し、終値としても過
去最高値を更新しました。ハイテク株の比率が高いナスダック指数は3営業日
続伸で、2000年3月31日(4572.83)以来、約14年5カ月ぶり
の高値水準で取引終了です。
S&P業種別指数は、金融やエネルギーなどを上位に全10業種が上昇しま
した。
個別銘柄では、スイス製薬大手ロシュが総額83億ドルで買収することが明
らかになった米バイオ医薬品のインターミューンが急騰。バイオ医薬品のギリ
アド・サイエンシズなども上昇しています。米ファストフード大手バーガーキ
ングがカナダの同業大手ティム・ホートンズ買収で協議を行っていることが明
らかになり、バーガーキング、ティム・ホートンズともに株価が急伸しました。
買収が実現すれば世界だ3位のファストフードチェーンとなります。
住宅ローンの不正販売で米当局と和解したゴールドマン・サックスが上昇し、
モルガン・スタンレーやJPモルガンなど他の金融株も堅調に推移しました。
一方、新築住宅販売件数の減少と在庫増が嫌気されDRホートンやKBホーム
などの住宅建設株が軟調に推移。ニューモント・マイニングやバリックゴール
ドなど産金株の下落が目立ち、アナログ・デバイセズやザイリンクスなど半導
体株の一角も軟調でした。
ダウ構成銘柄では、JPモルガン、ゴールドマン・サックス、ベライゾン、
メルク、ナイキなどが上昇した一方、インテル、ディズニー、ウォルマートな
どが下落しました。
NY原油先物は在庫増加観測が重石、金先物はドル高が重石となりともに軟
調でした。
CME日経225先物は、円建て、ドル建てともに15595(大証比25
円安)で取引を終了しました。
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【2】主な注目材料とニュース **
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☆注目材料
昨晩のNYダウは、前週末比75ドル高の1万7076ドルとなっています。
7月16日に付けた史上最高値(1万7138ドル)にあと62ドルと迫って
います。
シカゴ日経平均先物は1万5595円と昨日の東京市場の日経平均株価1万
5613円と比べて20円ほど安い水準となっています。
= ナスダック、昨年来高値更新! =
ハイテク株比率が高いナスダック指数は、前週末比18.80ポイント高の
4557.35と3日連続で昨年来高値を更新しています。終値ベースで20
00年3月31日以来、約14年5ヵ月ぶりの高値水準となっています。
= SP500、史上最高値更新! =
S&P500種指数は、前週末比9.52ポイント高の1997.92と2
1日以来、2日ぶりに史上最高値を更新しています。一時2001.95を付
け、取引時間中に初めて2000の大台に乗せる場面がありました。
今朝6:28の円相場は、対ドルで1ドル=104円02銭前後(昨日16
:00台は104円14銭)、対ユーロは1ユーロ=137円21銭前後(同
137円35銭)で推移しています。
NY原油は、前週末比0.30ドル安の1バレル=93.35ドルと2日連
続で値下がりしています。米原油の受け渡し拠点である米オクラホマ州クッシ
ングの在庫増加観測などを背景に売りが出ています。
NY金価格は小幅安、前週末比1.3ドル安の1トロイオンス=1278.
9ドルとなっています。
昨日の日経平均株価は、前週末比74円高の1万5613円と1万5600
円台を回復しています。
チャート上からは、攻防の分岐点を示す「寄せ線」(寄引けほぼ同値の十字
線)が出現しています。前日線との複合足では「はらみ線」となり、変化の前
提とされる足型です。
東証2部指数は連日で年初来高値を更新。終値ベースで07年8月7日以来、
約7年ぶりの高値水準となっています。
本日は、8月決算銘柄の権利付最終売買日となります。8月は小売り関連の
本決算や中間決算が集中する月で、買物優待券や食事券など株主優待を実施し
ている企業が多いです。
8月の月例経済報告が本日の関係閣僚会議に提出されます。政府は景気全体
の基調判断を「緩やかな回復基調が続いており、消費増税に伴う駆け込み需要
の反動も和らぎつつある」とし、7月から据え置く方針です。生産については
7月の「このところ弱含んでいる」から弱含みが続いているという趣旨の表現
に改める見通しです。
海外では、プーチン大統領がベラルーシの首都ミンスクを訪れ、ウクライナ
のポロシェンコ大統領や欧州連合(EU)の高官と会談を行います。緊張が高
まるウクライナ東部情勢や欧ロ間の貿易・エネルギー問題について話し合う予
定です。
その他、今晩は7月の米耐久財受注、6月の米FHFA住宅価格指数、6月
の米S&Pケース・シラー住宅価格指数、8月の米消費者信頼感指数(コンフ
ァレンスボード)などの発表が予定されています。
◆主なニュース
・バングラデシュに6千億円、政府が供与 インフラ整備
・企業の設備集約に補助金対象 経産省、省エネ投資支援
・銀行口座開設、本人確認厳しく 政府検討、来年度にも
・建材高、実体経済に影響 背景に公共事業の前倒し実施
・LPGから水素生産、大阪ガスが装置 燃料電池車向け
・キッコーマンが生鮮野菜 「デルモンテ」ブランド使い
・三菱重、世界最高効率の火力発電 100億円実証施設
・「医療の富士フイルム」弾み、エボラでインフル薬注目
・パナソニック、50万円台の装着型ロボ 軽量化7キロ
・新幹線、目指せ時速400キロ JR東、車体を軽量化
・ロシア軍、東南部に侵入 ウクライナ主張、戦闘拡大も
◆経済指標等
・企業向けサービス価格指数(7月、日銀)
・白物家電の国内出荷実績(7月、日本電機工業会)
・パソコン国内出荷実績(7月、電子情報技術産業協会)
・月例経済報告(8月、内閣府)
・米チェーンストア売上高(週間)
・米耐久財受注(7月)
・米S&Pケースシラー住宅価格指数(6月)
・米消費者信頼感指数(8月)
◆その他
・海外決算 ベストバイ(家電量販店)
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【3】心に残る名言 **
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散りぬべき 時知りてこそ 世の中の 花も花なれ 人も人なれ
細川 ガラシャ(明智光秀の三女)
◆8月26日 今日は何の日? 六曜:先負
シルマンデー、ユースホステルの日、パパフロの日、Miniバースデー