概況

ヒロろんさん
――――――――――――――――――――――――――――――――――∞
【1】NY市況                          **
――――――――――――――――――――――――――――――――――∞


□ダウ工業株      17039.49(+ 60.36)△0.36%
□ナスダック       4532.10(+  5.62)△0.12%
□S&P500      1992.37(+  5.86)△0.29%

□ダウ輸送株       8428.57(- 32.40)▼0.38%
□半導体株(SOX)    639.11(+  2.49)△0.39%

□NY原油先物(10月限)  93.96(+ 0.51)
□NY 金先物(12月限)1275.40(-19.80)
□バルチック海運指数   1096   (+35)

□為替      (対ドル)103.83  (対ユーロ)137.91

□CME日経225先物 15650(+100)※大証比



 21日のNY株式市場は、好調な経済指標を手掛かりに上昇。S&P500種指数は過去最高値を更新しました。

 朝方発表の週間の新規失業保険申請件数が市場予想以上に減少し、労働市場の改善を示唆。7月の中古住宅販売件数は減少予想に反して増加し、昨年9月以来10カ月ぶりの高水準を記録。さらにマークイット発表の8月の米製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値、コンファレンス・ボードの7月の景気先行指数、フィラデルフィア地区連銀の8月の製造業景気指数など、この日は市場予想を上回る好調な経済指標の発表が相次ぎました。

 ジャクソンホールでのイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の講演を前に手控えるムードや、好調な経済指標を受けて早期利上げへの警戒感もありましたが、景気拡大期待を背景に買い優勢で推移しました。

 優良銘柄で構成するダウ工業株30種平均は4日続伸となり、7月24日以来、約1カ月ぶりに1万7000ドル台に乗せて取引を終了。主要500銘柄で構成するS&P500種指数も4連騰で、7月24以来、約1カ月ぶりに過去最高値を更新。ハイテク株の比率が高いナスダック指数は反発し年初来高値を更新、2000年3月31日(4572.83)以来、約14年4カ月ぶりの高値水準となりました。

 S&P業種別指数は、金融、テクノロジー、公益、通信などが上昇した一方、素材、一般消費財、資本財が軟調でした。

 個別銘柄では、過去最高額の和解金支払いで米司法省と手打ちした金融大手のバンク・オブ・アメリカが悪材料出尽くしで大幅高。シティグループやJPモルガンなども上昇しました。好調な決算を発表したITのヒューレット・パッカードや食肉加工のホーメル・フーズが上昇。ネット取引大手のイーベイは傘下の電子決済サービスのペイパルを来年にもスピンオフする可能性があるとの報道が材料視され大幅高となりました。

 一方、HSBCが発表した中国の8月の製造業PMI速報値が予想以上に低下したことからフリーポート・マクモランやニューモント・マイニングなどの鉱山株が下落し、中国関連銘柄のアルコアなども下げました。失望決算で百貨店のシアーズが売られ、ダラー・ゼネラルからの買収提案を拒否したと発表したファミリー・ダラーが下落、ダラー・ゼネラルも軟調に推移しました。

 ダウ構成銘柄では、インテル、JPモルガン、ジョンソン&ジョンソン、ト
ラベラーズ、ウォルマートなど25銘柄が上昇した一方、メルク、エクソンモービル、ファイザーなどが軟調でした。
 
 この日から取引の中心が10月物となったNY原油先物は、好調な経済指標を手掛かりに買いが優勢となり上昇。反面、金先物は中国の製造業PMIが弱かったことや金利の先高観の強まりを背景に売られ大幅安で5日続落。終値としては6月18日以来、約2カ月ぶりの安値となっています。バルチック海運指数(BDI)は続伸し、4月8日以来およそ4カ月半ぶりの高水準です。

 CME日経225先物は、円建てが15650(大証比100円高)、ドル建ては15655(同105円高)で取引を終了しました。


――――――――――――――――――――――――――――――――――∞
【2】主な注目材料とニュース                   **
――――――――――――――――――――――――――――――――――∞



☆注目材料

 昨晩のNYダウは4日連続高、前日比60ドル高の1万7039ドルとなっています。7月16日に付けた史上最高値(1万7138ドル)にあと99ドルと迫っています。

 シカゴ日経平均先物は1万5650円と昨日の東京市場の日経平均株価1万5586円と比べて60円ほど高い水準となっています。

 = ナスダック、昨年来高値更新! =

 ハイテク株比率が高いナスダック指数は、前日比5.62ポイント高の4532.10と2日ぶりに昨年来高値を更新しています。終値ベースで2000年3月31日以来、約14年5ヵ月ぶりの高値水準となっています。

 = SP500、史上最高値更新! =

 S&P500種指数は、前日比5.86ポイント高の1992.37と7月24日以来、約1ヵ月ぶりに史上最高値を更新しています。

 今朝6:28の円相場は、対ドルで1ドル=103円82銭前後(昨日16:00台は103円77銭)、対ユーロは1ユーロ=137円87銭前後(同137円61銭)で推移しています。

 NY原油は、前日比0.51ドル高の1バレル=93.96ドルとなっています(限月交代)。

 NY金価格は大幅安、前日比19.8ドル安の1トロイオンス=1275.4ドルと5日連続で値下がりしています。終値ベースで6月18日以来、約2ヵ月ぶりの安値水準となっています。前日(20日)に発表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を受け、早期の利上げ観測を背景に、金に売りが出ています。


 昨日の日経平均株価は9日連続高、前日比131円高の1万5586円と1万5500円台を回復しています。

 チャート上からは、7月31日の戻り高値1万5759円突破から、心理的節目の1万6000円台が意識されます。

 本日、日経平均株価が10日連続高しますと1988年2月10日~2月27日に記録した13日連続高以来、約26年ぶりとなります。

 東証が昨日発表した8月第2週(8月11日~8月15日)の投資部門別売買動向を見ますと、年金基金の動向を反映する信託銀行は3週連続で買い越し、買越額は826億円(前週は73億円の買い越し)となっています。7月第1週(6月30日~7月4日)の834億円以来の高水準となっています。

 一方、外国人投資家は2週連続で売り越し、売越額は201億円(前週は4571億円売り越し)となっています。前週からは大幅に縮小しています。個人投資家は2週ぶりに売り越し、売越額は1818億円(前週は4508億円の買い越し)となっています。

 今晩は、米国でカンザスシティー地区連銀主催の経済シンポジウム(2日目・~23日、ワイオミング州ジャクソンホール)。焦点のイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の講演が予定されています。


◆主なニュース

・イオン、商業施設に保育所 46都道府県で子育て支援

・石破幹事長交代の方針固める 首相、自民党三役を刷新

・増税後の個人消費、地方の回復力弱く 7月も客足鈍く

・新生銀、シティ銀個人部門買収に名乗り 3メガも検討

・JR東、駅ナカコンビニにセルフレジ 品ぞろえ2割増

・ラウンドワン、ボウリング8%値上げ 投げ放題見直し

・クラレ、ニッチ磨く 米デュポン事業の買収で樹脂補強

・日立造船、東南アジアでごみ発電 買い取り制使い売電

・中堅のデータセンター38社、災害時の相互支援で提携

・タイ陸軍司令官に権力集中 プラユット氏が暫定首相に



◆経済指標等

・7月の電力需要実績(電気事業連合会


◆その他

・ジャクソンホールにてイエレンFRB議長が講演




――――――――――――――――――――――――――――――――――∞
【3】心に残る名言                        **
――――――――――――――――――――――――――――――――――∞





山あれば山を観る  雨の日は雨を聴く

春夏秋冬 あしたもよろし ゆふべもよろし


                      種田 山頭火


◆8月22日 今日は何の日?
六曜:先負
 チンチン電車の日、ヤバイ夫婦の日、金シャチの日
ヒロろんさんのブログ一覧