本日の市況

ヒロろんさん
 8月20日の東京株式市場は、朝高後はやや売り物に押される動きとなり日経平均株価は小幅続伸いたしました。
 昨晩の米NY株式市場は続伸。DOWは+80ドルの16,919ドル、NASDAQ総合指数は+19.20ポイントの4,527.51ポイントでした。寄り付き前の外資系証券5社経由の注文状況は売り620万株、買い780万株で、差し引き160万株の買い越し。金額ベース(5社)も買い越しでした。

 東京株式市場は、昨晩の米NY株式市場の続伸を受けた朝高後は、直近の上昇に対する警戒感などから膠着感の強い展開となりました。
 日経平均株価は、始値15,485円と前日終値15,449円から36円高くスタート。連騰の高値警戒感から上値は重く+4円の15,454円で本日の取引を終えました。
 東証1部の騰落数は、値上がり770銘柄、値下がり861銘柄、変わらずは187銘柄。東証1部の売買代金は1兆5,636億円、売買高は18億3,270万株でした。

 本日の東京株式市場は、売り買い交錯し高安マチマチもみ合い商状となっております。
 個別では、三菱UFJFG(8306)、りそなHD(8308)など大手銀行株や、大和証券グループ本社(8601)、松井証券(8628)、カブドットコム証券(8703)など証券株は売り物に押され反落。

 また、新日鐵住金(5401)、神戸製鋼所(5406)など鉄鋼株や、住友金属鉱山(5713)、三菱マテリアル(5711)、古河電気工業(5801)など非鉄金属株、日立製作所(6501)、富士通(6702)、パナソニック(6752)など電機株、東京建物(8804)、三井不動産(8801)など不動産株、大成建設(1801)、大豊建設(1822)など建設株も売られ下落しました。
 一方、ホンダ(7267)、マツダ(7261)、富士重工業(7270)など自動車株、ブリヂストン(5108)、東洋ゴム工業(5105)などタイヤ株、日本郵船(9101)、商船三井(9104)など海運株、ソフトバンク(9984)、NTTドコモ(9437)、NTT(9432)など通信株は買われ上昇しました。

 その中目立った銘柄では、「スマホで内線無料通話のアプリを開発」との発表が引き続き買い材料視された日本エンター(4829)が+80円の428円ストップ高と大幅上昇し東証1部上昇率ランキングトップに君臨。シェールガス輸入の拡大に伴うタンク需要の増加や含み資産関連としての材料性も合わせ石井鐵工所(6362)が+30円の267円と大幅上昇し同ランキング2位にランクインいたしました。
 その他、アネスト岩田(6381)、BPカストロール(5015)、福井コンピ(9790)、PLANT(7646)、アイティフォー(4743)、今仙電機(7266)、よみうりランド(9671)、JUKI(6440)なども買われ目立った上昇となりました。

 本日の新興市場は、売り物に押されやや軟調な動きとなっております。
 主力株では、セリア(2782)を始め、ハーモニック(6324)、日本通信(9424)、イリソ電子(6908)、竹内製作所(6432)、ニューフレア(6256)、CYBERDYNE(7779)、ナノキャリア(4571)などは上昇しましたが、マイクロニクス(6871)、シャクリーGG(8205)、デジタルガレージ(4819)、3DM(7777)、USEN(4842)、DWTI(4576)、ミクシィ(2121)、ペプチドリーム(4587)、SOSEI(4565)などは下落しました。

 新興市場指数は、JASDAQ平均は上昇しましたが、マザーズ指数は小幅反落いたしました。
 目立った銘柄では、トレンダーズ(6069)、北川精機(6327)、プレシジョン・システム・サイエンス(7707)、カーディナル(7855)などがストップ高となり、その他、不二精機(6400)、エスクロー・エージェント・ジャパン(6093)、サマンサタバサジャパンリミテッド(7829)などが幅のある上昇となりました。

 さて、東京株式市場は建設株やカジノ関連銘柄、更には好材料発表銘柄などが派手な上昇を見せる中、ジワリジワリと循環底上げの動きが進行しております。やや過熱感が気になりますが、テクニカル分析・チャート分析から銘柄を選別し、その中動きの出た銘柄にはしっかりと買いチャレンジしたい環境と言えます。個別では、アゴーラ・ホスピタリティー・グループ(9704)、そーせいグループ(4565)、Oakキャピタル(3113)などをマークとなります。
 本日の日経平均株価は+4円の15,454円と続伸しました。TOPIXは-0.65の1,279.64ポイントと小幅反落いたしました。
 昨晩の米NY株式市場は続伸いたしました。 7月の米住宅着工件数が良好だったことに加え、ホームセンター大手、ホーム・デポ の四半期決算が予想を上回る増収増益となったことで買いが広がりました。ホーム・デポは5.6%高となり過去最高値で取引を終えました。中東、ロシアとウクライナなどをめぐる多くの地政学的な懸念が後退し、好調な経済指標と力強い企業業績が買い安心感を高めております。

 東京株式市場は、昨晩の米NY株式市場の上昇や、為替の円安、シカゴ平均株価先物も高く回ってきたことなどが買い材料で取引が始まりました。
 日経平均株価は+36円の15,485円と小高い位置で取引を開始いたしました。しかし寄付き後は売り物に押され上げ幅をなくし、-8円の15,441円で前場の取引を終えました。後場は15,450円~15,480円前後で上下に揺れる動きが続き、結局+4円の15,454円で本日の取引を終えました。

 日経平均株価の中期基調は上向き継続。短期基調も上向き継続となっております。
 市場では「円安に反応した先物買いでプラスに転じたものの、15,500円コールオプションの売り方の抵抗もあり上値を抑えられている」「円安に振れても日本株の反応が乏しい。ジャクソンホール会議でのイエレンFRB議長の発言を確認しない限り、株買いの動きは限定されそうだ」などと指摘されております。
 日経平均株価は+4円の15,454円と上昇、昨年12月以来となる8営業日続伸となりました。本日も25日移動平均線(15,345円)上に位置しております。なお、5日移動平均線が25日移動平均線を下から上に抜けるゴールデンクロスを形成しました。
 過熱感も高まっているので、そろそろストンと下げる場面もあるかとは思われますが、基調は上向きに推移しております。今後も強い動きが継続し、まずは7月31日の高値15,759円抜きにチャレンジする動きが期待されます。15,759円を明確に上抜いて来れば、次は13年大納会の16,320円を目指す動きが期待されます。
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