本日の市況

ヒロろんさん

 8月19日の東京株式市場は、為替の円安や米NY株式市場の大幅高など外部環境の後押しから日経平均株価は続伸いたしました。
 昨晩の米NY株式市場は大幅上昇。DOWは+175ドルの16,838ドル、NASDAQ総合指数は+43.38ポイントの4,508.31ポイントでした。寄り付き前の外資系証券5社経由の注文状況は売り560万株、買い770万株で、差し引き210万株の買い越し。金額ベース(5社)も買い越しでした。

 東京株式市場は、昨晩の米NY株式市場の大幅上昇や為替の円安基調を好感し、幅広い銘柄に買いが入り上昇しました。
 日経平均株価は、始値15,451円と前日終値15,322円から129円高くスタート。米NY株高を受けた朝高後も終日高値圏で堅調に推移し+127円の15,449円で本日の取引を終えました。
 東証1部の騰落数は、値上がり1,172銘柄、値下がり485銘柄、変わらずは160銘柄。東証1部の売買代金は1兆5,946億円、売買高は17億9,753万株でした。


 本日の東京株式市場は、主力株を筆頭に幅広い銘柄が買われ、しっかりとした動きが続いております。
 個別では、三菱UFJFG(8306)、三井住友FG(8316)、りそなHD(8308)など大手銀行株や、大和証券グループ本社(8601)、松井証券(8628)、SBIHD(8473)など証券株は買われ上昇。

 また、新日鐵住金(5401)、神戸製鋼所(5406)、ジェイ エフ イーHD(5411)など鉄鋼株や、住友金属鉱山(5713)、三菱マテリアル(5711)、大阪チタニウム(5726)など非鉄金属株、ブリヂストン(5108)、横浜ゴム(5101)などタイヤ株、シャープ(6753)、東芝(6502)など電機株も買われ上昇。
 更に、三菱地所(8802)、東京建物(8804)、三井不動産(8801)など不動産株や、ソフトバンク(9984)、NTTドコモ(9437)、NTT(9432)など通信株、JUKI(6440)、クボタ(6326)、ファナック(6954)など機械株、三井物産(8031)、三菱商事(8058)など商社株は買われ上昇しました。

 その中目立った銘柄では、「エアアジアが支援を検討」との報道が買い材料視されたスカイマーク(9204)が+50円の230円ストップ高と大幅上昇し東証1部上昇率ランキングトップに君臨。【ザラ場のブログ】ピックアップ銘柄のKLab(3656)は「米投資会社のペインブリッジ・インベストメンツ・グループが同社株に投資を始めた」との報道から+240円の1,840円と大幅上昇し同ランキング2位にランクインいたしました。
 その他、イチケン(1847)、日本エンタープライズ(4829)、パイオニア(6773)、フージャース(3284)、宇徳(9358)、SMK(6798)、東邦亜鉛(5707)、SMS(2175)なども買われ目立った上昇となりました。



 本日の新興市場は、日経平均株価の上昇に歩調を合わせ堅調な動きとなっております。
 主力株では、セリア(2782)を始め、いちごグループ(2337)、ナカニシ(7716)、ハーモニック(6324)、フクダ電子(6960)、シャクリーGG(8205)、デジタルガレージ(4819)、イリソ電子(6908)、USEN(4842)、ミクシィ(2121)、SOSEI(4565)などは上昇しましたが、マイクロニクス(6871)、日本通信(9424)、DWTI(4576)、CYBERDYNE(7779)、エナリス(6079)、アドウェイズ(2489)などは下落しました。

 新興市場指数は、JASDAQ平均、マザーズ指数は上昇いたしました。
 目立った銘柄では、アクシーズ(1381)、プレシジョン・システム・サイエンス(7707)を始め、ディジタルメディアプロフェッショナル(3652)、ネクストジェン(3842)がそろってストップ高となりました。


 さて、東京株式市場は建設株やカジノ関連銘柄、更には好材料発表銘柄などが派手な上昇を見せる中、ジワリジワリと循環底上げの動きが進行しているようです。ミクシィ(2121)の大幅安を発端とした新興市場の崩れから鈍っていた個人投資家の動きも活発化してきております。個別では、アゴーラ・ホスピタリティー・グループ(9704)、インターアクション(7725)、Oakキャピタル(3113)、ラック(3857)などをマークとなります。


 本日の日経平均株価は+127円の15,449円と続伸しました。TOPIXも+9.03の1,280.29ポイントと続伸しました。
 昨晩の米NY株式市場は大幅上昇いたしました。朝方発表された8月の米住宅建設業者指数が良好だったことに加え、ウクライナ危機をめぐる緊張緩和への期待から市場心理が好転し、NASDAQ総合指数は2000年3月以来、初めて4500台で終了しました。住宅建設業者指数が3ヶ月連続で改善したことを追い風に住宅建設株が好調。原油価格下落を好感して航空株も上昇しました。

 東京株式市場は、昨晩の米NY株式市場の上昇や、為替の円安、シカゴ平均株価先物も高く回ってきたことなどが買い材料で取引が始まりました。
 日経平均株価は+129円の15,451円と高い位置で取引を開始いたしました。寄付き後も崩れることなく、15,440円~15,470円前後で推移し+139円の15,462円で前場の取引を終えました。後場に入っても15,460円付近でヨコヨコの動きが続き、結局+127円の15,449円で本日の取引を終えました。

 日経平均株価の中期基調は上向き継続。短期基調も上向き継続となってお
ります。日足は上放れ十字線を形成しております。
 市場では「材料が出ている銘柄には物色が向かっているが、いずれも単発で物色の広がりが見られない」「指数は為替にらみで動きが止まっている。リスク資産が買われやすい金融環境ではあるが、連騰に対する警戒感や週末のイベントを控えて積極的には動きにくい」などと指摘されております。

 日経平均株価は+127円の15,449円と上昇、今日で今年初となる7日続伸となりました。更に今日は終値で約2週間ぶりに25日移動平均線(15,343円)を回復いたしました。基調は上向きに推移しております。今後も強い動きが継続し、まずは7月31日の高値15,759円抜きにチャレンジする動きが期待されます。15,759円を明確に上抜いて来れば、次は13年大納会の16,320円を目指す動きが期待されます。
ヒロろんさんのブログ一覧