本日の市況

ヒロろんさん
 8月18日の東京株式市場は、地政学リスクが気にされる中、上値重いながらもしっかりとした動きが続き日経平均株価は小幅続伸いたしました。
 先週末の米NY株式市場はまちまち。DOWは-50ドルの16,662ドル、NASDAQ総合指数は+11.93ポイントの4,464.93ポイントでした。寄り付き前の外資系証券5社経由の注文状況は売り650万株、買い880万株で、差し引き230万株の買い越し。金額ベース(5社)も買い越しでした。

 東京株式市場は、ウクライナ情勢への警戒感などから様子見気分が強く、商いは膨らまず膠着感の強い展開となりました。
 日経平均株価は、始値15,318円と前日終値15,318円から0.16円高くスタート。材料難で方向感に乏しく、前週末終値付近でもみあい+4円の15,322円で本日の取引を終えました。
 東証1部の騰落数は、値上がり1,026銘柄、値下がり636銘柄、変わらずは154銘柄。東証1部の売買代金は1兆3,612億円、売買高は15億5,242万株でした。
 週明け月曜日、本日の東京株式市場は、売り物から上値も重い中、比較的しっかりとした動きが続いております。
 個別では、みずほFG(8411)、三井住友FG(8316)、りそなHD(8308)など大手銀行株や、野村HD(8604)、大和証券グループ本社(8601)、松井証券(8628)など証券株は売り物に上値を抑えられ小幅続落。

 また、新日鐵住金(5401)、神戸製鋼所(5406)など鉄鋼株や、トヨタ自動車(7203)、マツダ(7261)、三菱自動車(7211)など自動車株、ブリヂストン(5108)、東洋ゴム工業(5105)などタイヤ株も売り物に押され下落。
 一方、大成建設(1801)、清水建設(1803)、安藤ハザマ(1719)など建設株、東京海上HD(8766)、T&DHD(8795)など保険株、三井物産(8031)、三菱商事(8058)など商社株は買われ上昇しました。

 その中目立った銘柄では、「スマホで内線無料通話のアプリを開発」と発表したことが買い材料視された日本エンター(4829)が+80円の316円ストップ高と大幅上昇し東証1部上昇率ランキングトップに君臨。「ロシュが完全子会社化を検討」と報じられ好感された中外製薬(4519)は+510円の3,825円と大幅続伸し同ランキング2位にランクインいたしました。
 その他、フルキャストHD(4848)、鉄建(1815)、イチケン(1847)、青木あすなろ建設(1865)、T&Gニーズ(4331)、リブセンス(6054)、サイバネットシステム(4312)、ソースネクスト(4344)なども買われ目立った上昇となりました。

 本日の新興市場は、ミクシィ(2121)が売り物に押され軟調に推移した影響もあり全般的に弱い動きとなっております。
 主力株では、セリア(2782)を始め、いちごグループ(2337)、ナカニシ(7716)、ハーモニック(6324)、DWTI(4576)、J・TEC(7774)、ユーグレナ(2931)、アドウェイズ(2489)、SOSEI(4565)などは上昇しましたが、ガンホー(3765)、マイクロニクス(6871)、シャクリーGG(8205)、日本通信(9424)、VTHD(7593)、ミクシィ(2121)、サイバー(4751)、CYBERDYNE(7779)、エナリス(6079)などは下落しました。

 新興市場指数は、JASDAQ平均は小幅続伸、マザーズ指数は小幅反落いたしました。
 目立った銘柄では、ソフトフロント(2321)、インスパイアー(2724)、デ・ウエスタン・セラピテクス研究所(4576) などがストップ高まで買われました。
 さて、新興市場主力銘柄は軟調な銘柄が散見される中、今日は東証1部の建設株の一角が買われております。東京株式市場全般は高安マチマチもみ合い商状ですが、短期資金の動きはまだ悪化していないことから、日々元気な銘柄が飛び出してきております。今週も週末にかけてこの流れが続くものと思われます。東証1部ではカジノ関連としての側面も持つアゴーラ・ホスピタリティー・グループ(9704)や本日飛び出してきた建設株を、新興市場銘柄ではUBIC(2158)、インターアクション(7725)など元気ある銘柄を見ていく形となります。
 本日の日経平均株価は+4円の15,322円と小幅続伸しました。TOPIXも+0.58の1,271.26ポイントと小幅続伸しました。
 先週末の米NY株式市場はまちまち。DOWは下落しましたがNASDAQ総合指数はバイオ製薬ギリアド・サイエンシズやマイクロソフトが上げを主導し上昇しました。全般的には、ウクライナ情勢の緊張緩和への期待から小高く寄り付いたものの、ウクライナ領内に入ったロシア軍の装甲車両をウクライナ軍が攻撃したとのニュースが伝わり下げに転じました。

 東京株式市場は、ウクライナ情勢を巡る緊迫感から先週末の米NY株式市場がまちまち、シカゴ平均株価先物もほぼ変わらずだったことから、様子見で取引が始まりました。
 日経平均株価は変わらずの15,318円で取引を開始いたしました。寄付き後に+47円の15,365円まで買われた場面がありましたが、買い一巡後は売り物に押され+11円の15,329円で前場の取引を終えました。後場は目立った動きなく前日終値付近でヨコヨコの動きが続き、結局+4円の15,322円で本日の取引を終えました。

 日経平均株価の中期基調はフラットから上向きに。短期基調は上向き継続となっております。
 日経平均株価は+4円の15,322円と上昇、小幅ですが6日続伸となりました。
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