ウクライナがロシア装甲車列を攻撃!今後の情勢について

ゆきママさん
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8月15日のNY市場では、円とスイスフランが上昇しました。ウクライナがロシアの装甲車列を攻撃したことで、リスク回避的な動きが広がり、NYダウは3日ぶりに値を下げました(´・ω・`)

相変わらずというかなんというか、今週はロシアが態度を軟化させて歩み寄りの姿勢を示していたことから、地政学的リスクが一服していたのですが、ここにきて懸念が再び高まるといった流れです。

てなわけで、今日はウクライナとロシアの現状と今後についてまとめておこうと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

ウクライナに焦りか?ドネツク包囲網に綻びも…  ウクライナ政府は、前夜にかけてウクライナ領内に入ったロシア軍の装甲車両をウクライナ軍が攻撃したことを明らかにしました。これに対しロシアは国防省を通じて即座に否定し、ロシア軍は越境していないと主張しています。

この装甲車両が本当にロシア軍部隊のモノだったかは今のところ不明ですが、もし断定されるようであれば、ウクライナに対するロシアの侵攻とも捉えられるわけで、欧米サイドから更なる経済制裁が加えられる可能性があります。

まぁいきなり車列に砲撃というのは穏やかじゃないですよね(*´・ω・)(・ω・`*)ネー もしかしたら人道支援目的のトラックだった可能性もありますし、また仮にロシア軍だったとしてもロシアとの緊張はさらに高まってしまうわけで、ウクライナにとってどちらにせよ必ずしもプラスにはなり得ないでしょう。

それでも何故攻撃したのかといえば、ドネツクへの包囲網が破れつつあることが関係しているようです。ウクライナ軍はほぼ全ての主要道路を封鎖し、ロシア派武装勢力の補給を断つことに成功していたのですが、ここにきて大反撃にあってしまい、補給路を確保されつつあるということです(ノ∀`) アチャー

こういったウクライナ軍にとっての情勢悪化が焦りを生んで、いきなりの砲撃に結びついたという可能性は十分ありそうです。

また、この他にも相変わらずウクライナ軍は白リン弾を使用しているようで、これにより多くの民間人が被害を受けているといった報道もあります。このことからも何が何でも勝ちたいというウクライナの余裕の無さが見て取れるような気がします。

白リン弾は広範囲の燃焼力の高さから、人口密集地に打ち込むことが禁じられている非人道兵器

てなわけで、現状は再び緊迫感が高まるとともに、まだまだ長引きそうな感じです。しかも、こうった形での民間人の被害というのは、親ロシア派勢力を一掃して統一を果たしたとしても遺恨が残りそうなだけに、この問題の着地点というのがますます見え難くなっています。まぁこんな現状を理解した上で今後について考えていきましょう。

資産流出の止まらないロシア。プーチン失脚も… まだまだウクライナ情勢については不透明感がありますが、近く4者協議(EU、アメリカ、ロシア、ウクライナ)が行われるといった報道もあります。やはりプーチン大統領が態度を軟化させているのは事実のようで、前面衝突は避けたいといった意識が見え隠れしています。

その理由としては、ロシアからの資金流出が止まらないといった理由もあるようです。ロシア経済省は昨年の資本流出額が610億ドルと発表していますが、今年はすでに最低でも1,000億ドルから2,000億ドル程度流出していると見られ、今後もこの動きが続くようであれば、同国にとって計り知れないダメージとなるでしょう。

しかもこの流出マネーに関しては、イギリス・ドイツを中心に西側のEU諸国に向かうとされ、当のロシアにしてはますます面白くないです。加えて、富裕層や知的階級を中心に国外への移住者も増えているようで、弱体化は避けられずといったところ。

そして、この一連の責任が誰にあるかといえば、なんといってもプーチン大統領なわけなんですね( ´゚д゚)(゚д゚` )ネー

ここ最近の愛国主義が高まりから、プーチン大統領の支持率は80%を超えるとされるとしているものの、今後経済が停滞するようなことがあれば責任を追及されるのは必至と見られ、この高支持率を維持できるかどうかには疑問が残ります。

そんなわけで、ロシアとしては何とか妥協点を探りつつ、早めに事態を収拾したいといった意図を見せ始めているようではあるんですよね。

ただ、ロシア派武装勢力に対する影響力については限界があるともされていて、マレーシア航空機撃墜事件からもわかるように、制御不能に陥っている面もありそうで、ここまで激化した戦闘を早期に解決するのはかなり難しそうです。

う~ん、大体こんなところでしょうかね。ロシアも何とか落としどころを見つけたいというのが本音なのでしょうが、ここまでこじれてしまうとかなり厳しそうな情勢ですので、今後も何らかの報道でリスク回避の動きが高まることに警戒しつつ、相場を見ていくしかなさそうですヽ(TдT)ノアーウ


そして15日(金)のドル・円相場について振り返っていきます。東京市場は、1ドル=102.40~102.50円台でわずかに円売り優勢だった。値幅はほとんどなかったものの、若干の上昇をみせた。

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