本日の市況

ヒロろんさん
 8月14日の東京株式市場は、米NY株高など外部環境の後押しもあり日経平均株価は続伸いたしました。
 昨晩の米NY株式市場は反発。DOWは+91ドルの16,651ドル、NASDAQ総合指数は+44.88ポイントの4,434.13ポイントでした。寄り付き前の外資系証券5社経由の注文状況は売り450万株、買い480万株で、差し引き30万株の買い越し。金額ベース(5社)も買い越しでした。

 東京株式市場は、昨晩の米NY株式市場の反発や為替の円安傾向を受け、輸出関連銘柄を中心に買われ上昇しました。
 日経平均株価は、始値15,284円と前日終値15,213円から71円高くスタート。為替の円安を支援材料に15,300円台で堅調に推移し+100円の15,314円で本日の取引を終えました。
 東証1部の騰落数は、値上がり1,246銘柄、値下がり444銘柄、変わらずは126銘柄。東証1部の売買代金は1兆5,702億円、売買高は18億3,783万株でした。

 本日の東京株式市場は、昨日までの反発の流れそのままにしっかりとした動きが続いております。
 個別では、三菱UFJFG(8306)、三井住友FG(8316)、りそなHD(8308)など大手銀行株や、野村HD(8604)、大和証券グループ本社(8601)、松井証券(8628)など証券株は買われ小幅上昇いたしました。

 また、新日鐵住金(5401)、ジェイ エフ イーHD(5411)など鉄鋼株や、伊藤忠商事(8001)、三菱商事(8058)など商社株、三菱自動車(7211)、マツダ(7261)など自動車株、パナソニック(6752)、シャープ(6753)、三菱電機(6503)など電機株も買われ上昇。
 更に、セイコー(8050)、シチズン(7762)など精密機器株、日本郵船(9101)、商船三井(9104)、川崎汽船(9107)など海運株、大成建設(1801)、安藤ハザマ(1719)、大林組(1802)など建設株、ソフトバンク(9984)、NTTドコモ(9437)、NTT(9432)など通信株も買われ上昇しました。

 その中目立った銘柄では、昨日に業績予想の上方修正が好感され大幅高となった関東電化工業(4047)が+28円の322円と大幅続伸し東証1部上昇率ランキング2位に君臨。経産省で「セルロースナノファイバー新技術の実証事業に乗り出す」と報じられ好感された星光PMC(4963)は+72円の1,055円と上昇し同ランキング3位にランクインいたしました。
 その他、大豊建設(1822)、鉄建(1815)、アニコムHD(8715)、第一工業製薬(4461)、大同工業(6373)、HUG(3676)、東京製綱(5981)なども買われ目立った上昇となりました。

 本日の新興市場は、ミクシィ(2121)、アドウェイズ(2489)など軟調な銘柄もございますが、比較的しっかりと推移しております。
 主力株では、デジタルガレージ(4819)を始め、イリソ電子(6908)、3DM(7777)、DWTI(4576)、J・TEC(7774)、サイバー(4751)、タカラバイオ(4974)、ペプチドリーム(4587)、SOSEI(4565)などは上昇しましたが、ガンホー(3765)、セリア(2782)、マイクロニクス(6871)、日本通信(9424)、シャクリーGG(8205)、VTHD(7593)、ミクシィ(2121)、アドウェイズ(2489)などは下落しました。

 新興市場指数は、JASDAQ平均、マザーズ指数は共に小幅上昇いたしました。
 目立った銘柄では、比較.com(2477)、コーセーアールイー(3246)、ディジタルメディアプロフェッショナル(3652)、ITbook(3742)、ネクストジェン(3842)、イーター電機工業(6891)などがストップ高まで買われました。

 さて、ミクシィ(2121)の決算発表を経てゲームアプリ関連株は調整入りし、それに代わる銘柄を探るなか、本日、熊谷組(1861)、大豊建設(1822)、鉄建建設(1815)などの建設株に動きが出ております。終値ベースでは高値を更新する銘柄も多くなっており、今後の動きが期待されます。その他、暴騰後の大幅安から芦森工業(3526)が反発反騰が期待されます。一昨日に動き出したばかりの低位銘柄アゴーラ・ホスピタリティー・グループ(9704)にも暴騰期待がもたれます。

 本日の日経平均株価は+100円の15,314円と続伸しました。TOPIXも+8.37の1,270.50ポイントと続伸しました。
 昨晩の米NY株式市場は反発いたしました。発表された7月の米小売売上高統計が予想外に横ばいにとどまり、1月以来の弱い数字となったことから小売関連銘柄が売られ相場の上値を抑えるなか、バイオテクノロジー関連株が買われ上昇しました。 通販大手アマゾン・ドット・コムはクレジットカード決済用端末とモバイル決済サービスアプリの提供を発表したことが好感され、2.2%高と上昇しました。

 東京株式市場は、米NY株式市場の上昇、為替の円安、シカゴ平均株価先物の上昇などがプラス材料となり、買い優勢で取引が始まりました。
 日経平均株価は+71円の15,284円と高い位置で取引を開始いたしました。寄付き後も崩れることなくしっかりとした動きが続き+90円の15,304円で前場の取引を終えました。後場はもみ合いながらもジリ高基調は継続し、結局+100円の15,314円で本日の取引を終えました。

 日経平均株価の中期基調は下向きからフラットに。短期基調はフラットから上向きに転換いたしました。日経平均日足は窓空け短陽線を形成しております。
 市場では「主力株が総じて堅調だ。円安傾向や需給改善を背景に日本株を見直す機運が出ている」「外部環境が落ち着く中、好業績期待の銘柄を中心に買いが入っている」などと指摘されております。
 日経平均株価は+100円の15,314円と上昇し4日続伸となりました。「明日以降は、更に上昇しこの半値戻し水準(15,256円前後)を超えて15,300円台で下値を堅めてくると再度高値を目指す動きに転じることとなりますが、ズルズルと売られると安値模索の弱い動きとなる可能性があります」と書かせていただいておりますが、本日半値戻し水準を超え、15,300円台に乗せてきました。予想以上に強い動きです。
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