本日の市況

ヒロろんさん
 8月13日の東京株式市場は、昨晩の米NY株式市場が下落する中、しっかりとした動きが続き日経平均株価は続伸いたしました。
 昨晩の米NY株式市場は小幅反落。DOWは-9ドルの16,560ドル、NASDAQ総合指数は-12.08ポイントの4,389.25ポイントでした。寄り付き前の外資系証券5社経由の注文状況は売り490万株、買い640万株で、差し引き150万株の買い越し。金額ベース(5社)も買い越しでした。

 東京株式市場は、昨晩の米NY株式市場の小幅反落を受けて売りが先行しましたが、GDP悪化を織り込んだ底堅い動きとなり、買戻しが継続し上昇しました。
 日経平均株価は、始値15,111円と前日終値15,161円から50円安くスタート。米NY株安を受けた朝安後は、買い戻しの動きが広がりプラス圏へ浮上し+52円の15,213円で本日の取引を終えました。
 東証1部の騰落数は、値上がり1,092銘柄、値下がり553銘柄、変わらずは171銘柄。東証1部の売買代金は1兆5,429億円、売買高は17億3,741万株でした。

 本日の東京株式市場は、昨日の反発の流れそのままに比較的しっかりとした動きとなっております。
 個別では、三菱UFJFG(8306)、三井住友FG(8316)、りそなHD(8308)など大手銀行株や、野村HD(8604)、大和証券グループ本社(8601)、松井証券(8628)など証券株は買われ上昇いたしました。

 また、東京海上HD(8766)、第一生命保険(8750)、T&DHD(8795)など保険株、新日鐵住金(5401)、神戸製鋼所(5406)など鉄鋼株、三井物産(8031)、三菱商事(8058)など商社株、住友金属鉱山(5713)、三井金属(5706)など非鉄金属株も買われ上昇。
 更に、日立製作所(6501)、パナソニック(6752)、三菱電機(6503)など電機株や、ニコン(7731)、オリンパス(7733)など精密機器株、日本郵船(9101)、商船三井(9104)、川崎汽船(9107)など海運株、大成建設(1801)、安藤ハザマ(1719)、大林組(1802)など建設株も買われ上昇しました。

 その中目立った銘柄では、業績予想の上方修正が好感された関東電化工業(4047)が+36円の294円と暴騰し東証1部上昇率ランキングトップに君臨。同じく業績予想の上方修正が好感された福田組(1899)は+79円の695円と上昇し同ランキング2位にランクインいたしました。
 その他、蛇の目(6445)、クラリオン(6796)、大幸薬品(4574)、スカイマーク(9204)、不動テトラ(1813)、佐世保重工業(7007)、JBR(2453)、名村造船所(7014)なども買われ目立った上昇となりました。

 本日の新興市場は、高安マチマチもみ合い商状となっております。
 主力株では、日本通信(9424)を始め、イリソ電子(6908)、デジタルガレージ(4819)、DWTI(4576)、VTHD(7593)、ミクシィ(2121)、タカラバイオ(4974)、ペプチドリーム(4587)、ユーグレナ(2931)などは上昇しましたが、ガンホー(3765)、セリア(2782)、ハーモニック(6324)、シャクリーGG(8205)、3DM(7777)、竹内製作所(6432)、CYBERDYNE(7779)、エナリス(6079)、アドウェイズ(2489)などは下落しました。

 新興市場指数は、JASDAQ平均は小幅反発、マザーズ指数は小幅続伸いたしました。
 目立った銘柄では、コーセーアールイー(3246)、インテア・ホールディングス(3734)、デ・ウエスタン・セラピテクス研究所(4576)、ペプチドリーム(4587)、プラネックスホールディング(6784)、ネプロジャパン(9421)などがストップ高まで買われました。

 さて、先週末発表の業績予想の上方修正が好感され2日連続ストップ高と暴騰していたミクシィ(2121)ですが、本日買い優勢で始まり6,500円で寄り付いた後、上下に揺れ動き+160円の6,170円引けとなりました。ミクシィ(2121)のこれまでの高値は8月4日に記録した6,660円です。今後この6,660円を終値でしかも陽線で明確に上抜けて来れば「買い」となりますが、どうでしょうか?
 カジノ関連など他の物色テーマが生まれるのか?あるいはまだ引き続きゲームアプリ関連株が買われるのか?個別重視で見ていくことには変わりありませんが、短期資金がどのような銘柄に向かうのか?注目していきましょう。
 個別では、暴騰後の大幅安から芦森工業(3526)が反発反騰が期待されます。
昨日、動き出したばかりの低位銘柄アゴーラ・ホスピタリティー・グループ(9704)に今後暴騰期待がもたれます。

 本日の日経平均株価は+52円の15,213円と小幅続伸しました。TOPIXも+4.44の1,262.13ポイントと続伸しました。
 昨晩の米NY株式市場は小幅反落となりました。ウクライナ情勢をめぐる懸念に加え、原油価格の下落からサウスウエスタン・エナジーが2.8%の下落、コンソル・エナジーが2.4%下落するなどエネルギー株が下落しました。ステュワート・キャピタル・アドバイザーズでは「不安定な中東情勢とロシアがウクライナに人道支援部隊を派遣した動きを市場は把握しており懸念は長引く」との見方を示しました。

 東京株式市場は、ウクライナ情勢を巡る懸念などから米NY株式市場は小幅反落、シカゴ平均株価先物も小安く売られたことから、やや売り優勢で取引が始まりました。
 日経平均株価は-50円の15,111円と安い位置で取引を開始いたしました。しかし寄付き後は買い優勢の展開となり+24円の15,186円で前場の取引を終えました。後場に入ってももみ合いながらもジリ高基調は継続し、結局+52円の15,213円で本日の取引を終えました。

 日経平均株価の中期基調は下向き継続。短期基調はフラットとなっております。日足は陽線を形成しております。
 市場では「先行きの需給に対する懸念が乏しく、小口の押し目買いが継続しているものの、旧盆期間に入り市場参加者が一段と減少。指数を押し上げるエネルギーは乏しい」「欧米株安を受けて売りが先行したものの、ドル/円が102円台前半で落ち着いていることから売られ過ぎた輸出株を買い戻す動
きが続いている」などと指摘されております。
 日経平均株価は+52円の15,213円と小幅続伸となりました。本日終値15,213円となっており半値戻し付近までテクニカル的リバウンドを遂げました。
 明日以降は、更に上昇しこの半値戻し水準を超えて15,300円台で下値を堅めてくると再度高値を目指す動きに転じることとなりますが、ズルズルと売られると安値模索の弱い動きとなる可能性があります。
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