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エボラ出血熱未承認治療薬、WHO「使用に倫理的問題ない」

 

 エボラ出血熱の感染拡大を受け、WHO=世界保健機関は、「未承認段階の治療薬を使用しても倫理的な問題はない」との判断を下しました。

 WHOは12日、エボラ出血熱の感染拡大は「制御が困難な状況」で、「インフォームドコンセント」、つまり十分な説明と同意という条件を満たせば、未承認の薬を使用しても倫理的な問題はないと決定しました。

 未承認の治療薬は、アメリカ企業が開発した薬で症状の改善がみられたことが明らかになっているほか、富士フイルムの関連会社が開発した薬などに効果が期待されています。

 また、カナダ政府は12日、エボラ出血熱の臨床実験前のワクチン、800回から1000回分をWHOに提供することを明らかにしました。大量に製造するには4か月から6か月かかるということです。

 エボラ出血熱の死者は1000人を超え、リベリアで感染したスペイン人が死亡し、ヨーロッパで初の犠牲者も確認されています。(

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