本日の市況

ヒロろんさん
 ■□ 本日の株式市場の全般的な動き □■

 8月12日の東京株式市場は、米NY株式市場の続伸の後押しもあり日経平均株価は続伸いたしました。
 昨晩の米NY株式市場は続伸。DOWは+16ドルの16,569ドル、NASDAQ総合指数は+30.43ポイントの4,401.33ポイントでした。 寄り付き前の外資系証券5社経由の注文状況は売り620万株、買い530万株で、差し引き90万株の売り越し。金額ベース(5社)も売り越しでした。

 東京株式市場は、外部環境の落ち着きを好感し買いが先行しましたが、買い一巡後は薄商いで伸び悩み、方向感の乏しい展開となりました。
 日経平均株価は、始値15,164円と前日終値15,130円から34円高くスタート。リスク回避姿勢が後退し買いが先行しましたが、GDP発表を13日に控え様子見姿勢が強く狭いレンジで推移し+30円の15,161円で本日の取引を終えました。
 東証1部の騰落数は、値上がり1,017銘柄、値下がり662銘柄、変わらずは138銘柄。東証1部の売買代金は1兆6,180億円、売買高は16億1,823万株でした。


 ■□ 主力株・1部2部銘柄などの動き □■

 本日の東京株式市場は、昨日の反発の流れそのままに比較的しっかりとした動きとなっております。
 個別では、三菱UFJFG(8306)、三井住友FG(8316)、みずほFG(8411)など大手銀行株や、SBIHD(8473)、大和証券グループ本社(8601)、松井証券(8628)など証券株は買われ続伸いたしました。

 また、新日鐵住金(5401)、神戸製鋼所(5406)など鉄鋼株や、住友金属鉱山(5713)、三井金属(5706)など非鉄金属株、日立製作所(6501)、パナソニック(6752)、三菱電機(6503)など電機株、三井物産(8031)、三菱商事(8058)、伊藤忠商事(8001)など商社株も買われ上昇。
 更に、テルモ(4543)、オリンパス(7733)など精密機器株、トヨタ自動車(7203)、マツダ(7261)、日産自動車(7201)など自動車株、商船三井(9104)、川崎汽船(9107)など海運株、大成建設(1801)、安藤ハザマ(1719)、大林組(1802)など建設株も買われ上昇しました。

 その中目立った銘柄では、割り切り系低位銘柄からアゴーラ・ホスピタリティー・グループ(9704)が+5円の49円と暴騰し東証1部上昇率ランキングトップに君臨。株式新聞が1面トップ記事で取り上げたJUKI(6440)は+21円の265円と上昇し同ランキング3位にランクインいたしました。
 その他、マーベラス(7844)、日医工(4541)、ボルテージ(3639)、コロプラ(3668)、KLab(3656)、飯田GHD(3291)、テレ東HD(9413)、日コンクリ(5269)なども買われ目立った上昇となりました。。


 ■□ 新興市場銘柄の動きと投資戦略 □■

 本日の新興市場は、先週末にかけての大幅安に対するリバウンドの流れが継続しております。
 主力株では、ガンホー(3765)を始め、シャクリーGG(8205)、竹内製作所(6432)、ミクシィ(2121)、サイバー(4751)、アドウェイズ(2489)などは上昇しましたが、いちごグループ(2337)、マイクロニクス(6871)、ナカニシ(7716)、日本通信(9424)、USEN(4842)、DWTI(4576)、ニューフレア(6256)、CYBERDYNE(7779)、タカラバイオ(4974)、ペプチドリーム(4587)、ユーグレナ(2931)などは下落しました。

 新興市場指数は、JASDAQ平均は小幅反落。マザーズ指数は続伸いたしました。
 目立った銘柄では、先週末発表の業績予想の上方修正が好感されたミクシィ(2121)が+1,000円の6,110円とストップ高を重ねたのを始め、比較.com(2477)、ソリトンシステムズ(3040)、ディジタルメディアプロフェッショナル(3652)、ジェクシード(3719)、マルマエ(6264)などがストップ高まで買われました。

 マーベラス(7844)が+138円の1,446円まで上昇。更にKLab(3656)が+153円の2,028円まで上昇。コロプラ(3668)が+675円の4,975円まで大幅高を演じました。
 さて、米NY株式市場の続伸に加え、マザーズ市場時価総額トップのミクシィ(2121)が業績予想の上方修正発表から本日もストップ高を重ねた動きを見て、マーベラス(7844)を始め、KLab(3656)、コロプラ(3668)、ボルテージ(3639)などゲームアプリ関連株人気が継続しまし
た。
 明日はミクシィ(2121)が売り買い一致し寄り付くことが予想されます。寄り付いた後は強弱感が対立し上下に激しい動きが予想されます。中期的にはミクシィ(2121)は8月4日に記録した高値6,660円を上抜き更なる上昇が期待されますが、目先は高値6,660円付近で調整の動きとなるのではないでしょうか。
 明日以降はゲーム関連株調整後に、短期資金が向かう銘柄を探る展開となりそうです。引き続き、個別重視で見ていきましょう。



 ■□ 日経平均株価の動向と予想 □■

 本日の日経平均株価は+30円の15,161円と小幅続伸しました。TOPIXも+5.18の1,257.69ポイントと続伸しました。
 昨晩の米NY株式市場は続伸いたしました。ウクライナ情勢をめぐる緊張緩和への期待が高まり上昇しました。個別では、エボラ出血熱の治療薬に対する研究資金の提供や新薬承認への期待感から、開発企業の株価も値上がりしました。カナダのテクミラ・ファーマシューティカルズの米国上場株が15.0%高、サレプタ・セラピューティクスも7.4%の上昇。

 東京株式市場は、ウクライナ情勢を巡る緊迫感が和らぎ米NY株式市場が続伸、シカゴ平均株価先物も小高く買われたことから、やや買い優勢で取引が始まりました。
 日経平均株価は+34円の15,164円と小高い位置で取引を開始いたしました。寄付き後も買い優勢の展開が継続し+48円の15,178円で前場の取引を終えました。後場に入ると上値重くもみ合う動きが続き、結局+30円の15,161円で本日の取引を終えました。

 日経平均株価の中期基調は下向き継続。短期基調は下向きからフラットとなっております。日足は十字線を形成しております。
 市場では「好業績銘柄やゲーム株などが個別に買われているが、全体を押し上げる力は弱い。主要な投資家は様子見姿勢で売買高が膨らまない」「先週に先物中心に過度に売り込まれた反動であり、あくまで自律反発の域は出ていない。もう一段買い上がるには材料不足だ」などと指摘されております。 日経平均株価は+30円の15,161円と小幅続伸となりました。
 明日以降は、更に上昇しこの半値戻し水準を超えて15,300円台で下値を堅めてくると再度高値を目指す動きに転じることとなりますが、ズルズルと売られると安値模索の弱い動きとなる可能性があります。
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