マック全鶏肉メニュー再開へ タイ製に完全移行

[arama-さん]

 

　日本マクドナルドは八日、中国の食品会社による期限切れ食肉使用問題の影響により、一部店舗で品切れだった三商品を、十一日までに全店舗で再び売り出すと発表した。鶏肉加工品の輸入元を中国からタイに完全に切り替えたことに伴う措置。品切れだったのはいずれも鶏肉を使った「チキンクリスプ」「チキンクリスプマフィン」「チキンエッグマフィン」。

　マクドナルドは七月二十五日以降、鶏肉加工品に関して中国製の使用を中止し、タイ製に一本化した。これまでは十分な材料が確保できず品切れとなっていたが、タイの加工会社が増産することで、安定供給できる態勢が整った。

　マクドナルドは期限切れ食肉問題で、メニュー全体への不安が広がり、七月の既存店売上高は前年同月比で１７・４％減となるなど、影響が広がっていた。