年に1度か2度のバーゲンセールの始まり

優利加さん
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昨日の米国株は下げた(DJIA -75.04 @16,368.27, NASDAQ -20.08
@4,334.97)。これを受けて本日の日本株全般は下げて始まった。オバマ大統領がイラクへの空爆を限定了承したとの報道が出ると地政学的リスクが高まり、安全資産としての円買いドル売りが進み、株価の下げが加速した。東証1部では、上昇銘柄数が131に対して、下落銘柄数は1,656となった。騰落レシオは78.03%へ低下し、久々の80%割れとなった。やっと新規買いを検討できる領域(新規買いの間合い)へ株価が飛び込んできた。東証1部の売買代金は2兆5678億円と多く、腰の入った売りが出たと言える。信用買い残の含み損が急増しているはずなので、さらに下げるようなら来週前半にも投げ売りが起こるか?

ウクライナを巡る欧米による対ロシア経済制裁に対抗してロシアが逆制裁を発表した。これだけでも世界経済を中期的に縮小させるので世界の株価にはマイナスだが、それに加えて、オバマ大統領がイラク空爆を限定承認したというニュースは株価下落を決定づけた。TOPIXも日経平均も急落し、長大陰線を引いた。TOPIXは支持線となっていた6月27日安値と60日移動平均線をあっさりと割り込んだ。次の支持線である6月10日安値のところで今日のところは止まった。日経平均も6月27日安値を割り込み、長期トレンドの境目となる250日移動平均線まで下げて止まった。日本時間で今夜の米国株式相場は大きく下げるだろうが、それが月曜日の日本株にどの程度響くか?ここからの下げは脅威どころか、歓迎するべきことだ。なぜなら年に1度か2度しかないバーゲンセールの始まりだからである。売り玉はどんどん稼いでくれるし、新規買いもより安く仕込むことができる。もっと下がれ~!しかし、底値で買おうなどと愚かかことを考えてはいけない。そんなことは狙ってできるものではなく、たまにまぐれでしかできないことだからだ。十分安くなったら買えば良い。それ以上に下げたらツナギ売りでヘッジするだけだ。調子に乗ってちょっと書きすぎたか(笑)?

TOPIX
-30 @1,228
日経平均 -454円
@14,778円

33業種すべてが下げた。下落率トップ5は、非鉄金属(1位)、精密機械(2位)、その他金融(3位)、不動産(4位)、情報・通信(5位)となった。


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