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【1】今日の相場 **
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◎日経平均 15320.31(-154.19)▼1.00%
◎TOPIX 1263.53(- 12.66)▼0.99%
◎売買高概算 22億0660万株
◎売買代金概算 1兆9894億円
◎時価総額 450兆7218億円
◎値上り銘柄数 325 ◎(年初来)新高値 60
◎値下り銘柄数 1381 ◎(年初来)新安値 13
◎変わらず 111
◎騰落レシオ(25日) 89.51%
◎カイリ率(日経平均)25日線比-0.43% 75日線比+2.67%
◎為替 (対ドル) 102.58 (対ユーロ)137.65
◎出来高上位
1.みずほ <8411> 196.9円(- 0.2円)151,474千株
2.アイフル <8515> 562円(+ 17円) 72,969千株
3.ユニチカ <3103> 46円(- 1円) 51,323千株
4.シャープ <6753> 309円(- 6円) 39,330千株
5.三菱UFJ<8306> 600.6円(- 4.8円) 39,145千株
◎売買代金上位 (円)
1.日経レバE<1570>10230円(- 230円) 58,819百万
2.ソフトBK<9984> 7225円(+ 28円) 52,082百万
3.マーベラス<7844> 1619円(- 199円) 41,794百万
4.アイフル <8515> 562円(+ 17円) 41,418百万
5.KLab <3656> 2022円(- 251円) 32,700百万
◆相場概況
外国証券の寄付前の注文状況・・・売り530万株 買い660万株
本日の東京マーケットは日経平均株価が4日連続安、前日比154円(1.0%)安の1万5320円で取引終了です。
昨晩のNYダウが75ドル高となったことを受けて朝方は買いが先行、寄付き直後には上げ幅が32円となって1万5507円と1万5500円台に乗せる場面がありました。ただ、買い一巡後は足元で円安方向の勢いが鈍っていること、7月のHSBC中国非製造業購買担当者景気指数(PMI)が50.0と6月から大きく低下したことで中国景気の先行きが警戒されたこと、加えて米司法省がGMのサブプライム自動車ローンを調査していると伝わり、今晩のNY市場への警戒感も意識され、引けにかけて徐々に下げ幅を広げています。売買代金は概算1兆9894億円、上海総合指数は3ポイント安の2219です。
業種別では、医薬品がしっかり。倉庫、消費者金融、水産、機械、空運、電機などの下げが目立ちます。
個別銘柄では、海上土木と地盤改良が2本柱の不動テトラが11円高の206円と5%を超える上昇。4~6月期の連結営業利益が約7億円と前年同期から5倍近くに増えた模様と報じられ、既に上期(4~9月期)計画の営業利益を超える好業績を好感した買いが入っています。主力の地盤改良工事で震災の復興関連を中心に好採算案件が順調に進んでいます。
他にも土木・建設関連では、震災復興関連など手持ち工事高水準の青木あすなろ建設が32円高の654円、自社株買い発表の大林道路が23円高の562円、海上土木大手の東洋建設が9円高の449円、JX系の舗装大手NIPPOが13円高の1866円と値を上げています。
2輪で世界大手で東南アジアが収益源のヤマハ発動機が63円高の1783円と値を上げています。13:30に1~6月期の連結純利益が大幅増となる前年同期比58%増の322億円、併せて増配と6期ぶりとなる株主優待制度の再開も発表し、好感した買いが入っています。二輪車需要が北米や欧州で回復しています。
スポーツ施設業界首位でカジノ機、家庭・携帯用ゲームも手掛けるコナミが17円高の2421円と値を上げています。正午に4~6月期連結純利益が前年同期比46%増の13億円と発表。モバイルゲームや家庭用ゲームソフトが国内外で好調であり、好感した買いが入っています。
その他、静岡地盤の業務用食肉加工大手で業績上方修正を発表した米久がストップ高で150円高の1100円、メッキ薬品大手のJCUが好業績と増配発表で530円高の7410円、スナック菓子最大手のカルビーが210円高の3395円と大幅高で年初来高値を更新、ガス器具トップのリンナイが480円高の9790円と大幅高です。
一方、ミクシィがストップ安で1000円安の5250円、サイバダインも505円安の3415円と大幅安。東証が両銘柄の信用取引について、5日売買分から委託保証金率を50%以上(うち現金20%以上)にすると発表。差し入れ担保の増加を嫌気した売りが膨らんでいます。
本日の新高値銘柄は、NIPPO、東洋建、カルビー、米久、ABCマート、東京応化、科研薬、参天薬、良品計画、ピジョン、パイロット、テレビ東京、乃村工藝社・・・等々です。
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【2】主な材料 **
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・トヨタの4~6月期、営業益が7年ぶり過去最高更新
・財務省、鉄鋼品にかけていた対米報復関税を打ち切り
・財務相、7~9月期GDP「押し下げる要因はない」
・13年度カロリーベース食料自給率、4年連続39%
・ヤマハ発、今期業績見通し上方修正 マリン事業好調
・大林組の4~6月期、純利益2.1倍 通期予想維持
・世界半導体売上高、6月10.8%増 携帯向け好調
・エボラ出血熱感染の米国人、米国内で治療する初事例
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【3】主な投資判断 **
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[UBS証券]
引上げ B→A(6756)日立国際電気 1,800円
[野村証券]
引上げ B→A(6141)DMG森精機 1,450→ 1,610円
据置き A(6754)アンリツ 1,500→ 1,350円
据置き A(9531)東京ガス 630→ 690円
[SMBC日興証券]
据置き A(5947)リンナイ 9,200→ 9,800円
据置き A(4755)楽天 1,900円
据置き A(7202)いすゞ自 1,000円
[三菱UFJMS証券]
据置き A(6762)TDK 5,400→ 6,000円
[みずほ証券]
引下げ A→B(2282)日本ハム 2,250→ 2,470円
据置き B(4555)沢井製薬 7,100→ 6,400円
[大和証券]
据置き A(2229)カルビー 4,030円
※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記
※投資判断を再開した場合は新規と記載
※価格は各証券会社が判断する妥当株価
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【4】レジャー白書 **
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公益財団法人日本生産性本部が昨日発表した「レジャー白書2014」によ
りますと、昨年の余暇市場は前年比0.8%増の65兆2160億円で、11
年ぶりに余暇市場が拡大したことが明らかになりました。
参考までに、種目別にみた参加人口の上位は下記のようになっています。
1位 国内観光旅行(避暑、避寒、温泉など) 5590万人
2位 ドライブ 4690万人
3位 外食(日常的なものは除く) 4470万人
4位 映画(テレビは除く) 3780万人
5位 複合ショッピングセンター 3690万人
国内観光旅行(避暑、避寒、温泉など)」が首位となるのは3年連続。「ド
ライブ」や「外食(日常的なものは除く)」が大幅減となった一方で、「国内
観光旅行(避暑、避寒、温泉など)」の参加人口の減少は軽微にとどまってい
ます。
その他、順位をあげた分野としては「音楽会、コンサートなど」、「動物園、
植物園、水族館、博物館」「宝くじ」「ビデオの鑑賞(レンタルを含む)」「
ウォーキング」「帰省旅行」「遊園地」などがあります。
ちなみに、日本生産性本部発表の資料によりますと各部門の動向は下記のよ
うになっています。※前年比は各分野の市場規模。
◆スポーツ部門(前年比0.1%増)
ランニング、登山、キャンプ用品が好調を維持。ゴルフ用品も増加。
◆趣味・創作部門(前年比2.7%減)
CD・音楽配信がマイナス。カメラ、音楽コンサートが堅調。
◆娯楽部門(前年比0.8%増)
外食とカラオケボックスが増加。公営ギャンブルが2年連続増加。
◆観光・行楽部門(前年比4.0%増)
遊園地・テーマパークが過去最高の売上。国内旅行もプラス。