概況

ヒロろんさん
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【1】NY市況                          **
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□ダウ工業株      16569.28(+ 75.91)△0.46%
□ナスダック       4383.89(+ 31.25)△0.72%
□S&P500      1938.99(+ 13.84)△0.72%

□ダウ輸送株       8149.08(+ 28.22)△0.35%
□半導体株(SOX)    612.29(+  2.53)△0.41%

□NY原油先物( 9月限)  98.29(+ 0.41)
□NY 金先物(12月限)1288.90(- 5.90)
□バルチック海運指数    753   (+ 2)

□為替      (対ドル)102.54  (対ユーロ)137.63

□CME日経225先物 15510(+ 50)※大証比



 週明け4日のNY株式市場は、目先の戻りを期待した買いで上昇。ダウは5営業日ぶりに反発しました。

 相場圧迫要因の一つとなっていたポルトガル大手行の経営危機について同国中央銀行が資本を注入し救済することを発表し、この問題に対する懸念が後退。前週末までの取引でダウは4営業日連続安となっており、その間の下げ幅が500ドル近くに達していたことから、ポルトガル大手行を巡る懸念後退を手掛かりにこの日は目先の戻りを期待した買いや売り方の買い戻しが入りました。

 イスラエルやウクライナの情勢の先行き不透明感や早期の金融引き締め懸念が根強いこと、加えてバカンスシーズンで市場参加者が少ないこともあって反発力は鈍かったものの、主要指数は終盤にかけて上げ幅を拡大しました。ダウは5営業日ぶり、ナスダックは3営業日ぶり反発です。

 S&P業種別指数では公益を除く9業種が上昇。エネルギー、素材、一般消費財などが上昇率上位となっています。

 個別銘柄では、開発中の新薬で良好な結果が出たと発表した医薬品のアムジェンが上昇。好調な業績を手掛かりに投資・保険会社のバークシャー・ハサウェイが買われ、オキシデンタル・ペトロリアムやアナダルコなどのエネルギー株の上昇も目立ちました。また、翌日引け後に決算発表を控えた娯楽・メディアのウォルト・ディズニーが上昇し、タイム・ワーナーも堅調でした。

 一方、利益率の悪化懸念で高級アパレルのマイケル・コースが大幅安。プロクター&ギャンブル(P&G)やファイザー、アップルなど指数への影響が大きい大型株の一角も軟調でした。

 ダウ構成銘柄では、ディズニー、エクソンモービル、キャタピラー、マイクロソフト、ユナイテッドヘルスなどを上位に25銘柄が上昇。ウォルマートは横ばい。P&G、ファイザー、ボーイング、ゼネラル・エレクトリックの4銘柄が小幅安で取引を終了しています。
 
 前週末の取引で約半年ぶりの安値水準となっていたNY原油先物は買い戻しで6営業日ぶりで反発。逃避買い需要の後退で金先物は反落。バルチック海運指数(BDI)は小反発です。

 CME日経225先物は、円建てが15510(大証比50円高)、ドル建ては15520(同60円高)で取引を終了しました。


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【2】主な注目材料とニュース                   **
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☆注目材料

 昨晩のNYダウは、前週末比75ドル高の1万6569ドルと5日ぶりに上昇しています。

 シカゴ日経平均先物は1万5510円と昨日の東京市場の日経平均株価1万5474円と比べて30円ほど高い水準となっています。

 今朝6:28の円相場は、対ドルで1ドル=102円55銭前後(昨日16:00台は102円64銭)、対ユーロは1ユーロ=137円64銭前後(同137円70銭)で推移しています。7日(木)に英中銀(イングランド銀行)金融政策委員会と欧州中央銀行(ECB)理事会、8日(金)は日銀の金融政策決定会合を控えており、様子見姿勢が強まっています。

 NY原油は、前週末比0.41ドル高の1バレル=98.29ドルと6日ぶりに上昇しています。前週末に約半年ぶりの安値水準となったことから、短期的な戻りを期待した買いが入っています。

 NY金価格は、前週末比5.9ドル安の1トロイオンス=1288.9ドルとなっています。


 昨日の日経平均株価は3日連続安、前週末比48円安の1万5474円となっています。

 昨日は日経平均株価の日足で「十字線」が出現。攻防の分岐点、天底を暗示する足型だけに要注目となります。

 本日は、15:00台にトヨタ自動車が第1四半期(4~6月)の連結決算を発表します。営業利益の市場予想は前年同期比3.9%減の6373億円となっています。会社側の15年3月期通期の営業利益予想は前年比0.3%増の2兆3000億円(5月8日発表時点)。市場予想は同10.4%増の2兆5300億円となっています。

 その他、大成建設、大林組、鹿島といった大手ゼネコン、丸紅、サントリーBFなどの発表が予定されています(詳細は下記参照)。

 海外では、7月のHSBC中国サービス業購買担当者景気指数(PMI)、豪州準備銀行理事会、7月の米ISM非製造業景況指数、6月の米製造業受注の発表などが予定されています。

 米主要企業の四半期決算で、今晩はコーチ、ウォルト・ディズニーなどが発表を予定しています。


 本日、第1四半期(4~6月)の決算発表を予定している主な企業は以下の通りとなっています。


【11:00台】

カカクコム(2371)


【12:00台】

コナミ(9766)
     

【13:00台】

大林組(1802)、鹿島(1812)、

中間決算:ヤマハ発(7272)

     
【14:00台】

大成建(1801)、科研薬(4521)、丸紅(8002)
        

【15:00台】

博報堂DY(2433)、参天薬(4536)、コスモ石(5007)、出光興産(5019)、クボタ(6326)、ダイキン(6367)、椿本チ(6371)、シスメックス(6869)、トヨタ(7203)、カルソカンセ(7248)、三菱食品(7451)、Uアローズ(7606)、バンナムHD(7832)、

中間決算:サッポロHD(2501)、サントリBF(2587)、ライオン(4912)、昭和シェル(5002)・・・等々。


◆主なニュース

・年金掛け金、増額しやすく 社員に裁量、政府検討

・公務員給与、千円前後増 新人は2千円程度を検討

・TPP実務者協議本日再開、牛・豚肉の交渉再加速

・余暇消費、11年ぶり活況 テーマパークは1割増

・建設大手、アジア市場を開拓 五輪後の収益源確保

・楽天経済圏にアリババの壁 ネット通販、海外激突

・三菱重、H2A打ち上げ間隔短縮 最短1ヵ月半に

・ダイキン、4~6月営業益最高に 中国で空調好調

・格安スマホ端末、世界席巻 台湾と中国勢組み躍進

・北京中心に広域経済圏 天津・河北省と大首都構想



◆経済指標等

・中国サービス部門PMI(7月)
・ユーロ圏小売売上高(6月)
・ユーロ圏総合PMI(7月改定値)
・米チェーンストア売上高(週間)
・米総合PMI(7月改定値)
・米ISM非製造業景況感指数(7月)
・米製造業新規受注(6月)
・米耐久財受注(6月改定値)


◆その他

・主な決算 
大成建(1801:業界最大手の一角)
大林組(1802:業界最大手の一角)
サントリBF(2587:国内飲料2位)
昭和シェル(5002:石油精製元売り大手)
クボタ(6326:農業機械、鋳鉄管とも国内トップ)
ダイキン(6367:エアコン世界首位)
トヨタ自(7203:自動車メーカー世界首位)

・海外決算
 
ADM(穀物)
コーチ(高級皮革)      
ウォルト・ディズニー(娯楽・メディア、ダウ銘柄)
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