昨日、食事に行った時、偶然にも、前職の創業者と会った。
小さな寿司屋から商売を始め、行列を作り、
回転すしブームをいち早く察知し、業界最大手にまで仕上げた。
寿司屋の若い大将は、大会社の社長になり、
株式を上場。
経営を退いてから、会社の急成長を支えてきた社員達が
辞めて行く経営陣と対立し、持ち株をある会社に売却。
現在は大資産家となり、退職した社員達が独立し、会社を作ったり
店を開くのに、快く出資している。
(僕は出資を受けてない!w)
昔はおやっさん!と読んでいたが、今は会長と読んでいる。
今日も、おやっさんの方から気付いてくれ、声をかけてくれた。
こんなエピソードがある。
僕が入社時、本社で上司を待っていると、主婦がするようなエプロン姿のおじさんが
近づいてきて、
「君、コーヒー飲む??」
僕「あぁ~はぃ」
「君、結構仕事できるって来てるよ?」
僕「いやぁ~これからですよ~」
「そっか~がんばってねぇ~」
僕「あぁはぃ。ボチボチがんばりますわぁ~|
事務所のおじさんだと思っていたが、それが当時社長のおやっさんだった。
後で、知って、失礼を詫びることになる。
気さくで、屈託のない笑顔、人を大切にする人柄
そんな人柄に、力ある社員が集まり、一時代を築いたのだろう。
億万長者となった今も周囲から若い人が離れない。
金目当ての奴もいると思うが、おやっさんはそんなことは気にしない。
出資の時も、事業計画はさほど気にせず、情熱を見て出すか出さないかを決める。
数年に一度、お酒を共にさせていただいているが、
今度会った時は、
「投資家なりたいので1億下さい!」
と言ってみようか?
「ほんまにぃ~OKOKよぉ~」
と言う笑顔が想像できて、恐ろしい。