指値を出し、あと一ティック違いで買えなかったケース、あるいは売れなかったケースを経験された投資家は多いであろう。自分の思い通りの指値で売買できたケースは気分の良いものである。しかし、決算前日に値上がり傾向が強かったため、ロングにした途端、決算は減収減益で株価は翌日暴落なんてことは是が非でも避けたいものである。でも、その反対のケースもありうるので積極的に攻めたくもなる。銘柄によって違う動きは、それぞれの思惑が違うことによる。決算を見るときには傾向的な分析、季節的要因分析、そしてその企業が属している環境をよく観察することが大切だ。その売買における指値も慎重に行うことだ。決算内容がサプライズなのか否かを見極めねばなるまい。それによって株価の反応は大きく異なる。
今日の一言:一銭を笑う者は一銭に泣く。金銭小なりと言えども侮るべからず