http://www.yomiuri.co.jp/politics/20140725-OYT1T50172.html
地方人口はなぜ低下するか? なぜ、都市部への移動が止まらないか?
それは地方経済が停滞してるから。
経済停滞で雇用、所得が増えないから。
経済停滞ゆえ、遊ぶ場所もないから。
経済停滞=経済成長低迷、、となるのは、そこに新たな付加価値が生まれないからである。
消費者利便を高め、稼ぎを増やす付加価値が生まれないから、経済成長は低迷する。
付加価値が生まれないということは、消費者的に見れば、住んでても楽しくない、ということ。
稼げないし、楽しくないのだから、若者が出ていくのは当然。
付加価値が生まれないのはなぜか?
それは付加価値を生まなくても、都市部から巻き上げた税金でお金が降ってくるからである。
今回の地方人口維持戦略は、この状況を変えるものになってない。
民主党政権ほどバラマキまくる政策ではないが、やはりバラマキ路線になっている。
これでは地方は良くならない。
地方再生のためには、政府は何もしない、、、これが最高の策なのです。
政府が何もしなければ、それぞれの地方は、それぞれの特色に応じた創意工夫で付加価値を生み出すようになるはず。
逆に、政府がバラまけば、ばら撒くほど、かつてのように、どこの地方も、画一的で、付加価値を大して生まない道路作りとかに精を出すようになるでしょう。
地方にばらまくほど、都市部のダメ人間がその金目当てで地方に流れ込み、地方の相対的人材劣化は進む(--;
近い将来、地方で水路掃除とかやって税金を巻き上げる出来損ないが増えるかも、、、
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バラマキ政策はかように問題ですが、地方衰退の最も大きい原因は、このような財政政策ではなく、景気抑制的=円高促進的な金融政策。
これにより、日本経済の空洞化が、特に競争力が弱い地方経済から急速に進んだ。
この空洞化を補てんするためにバラマキ政策が取られたので、地方経済は二重に無能化したのです。
民主党政権ほど過激ではないけれど、今もこれらの政策は続いている。
だから、地方の停滞は中長期的に続いていくでしょう。
で、地方経済にたかられている都市部経済も徐々に疲弊していくことになる。
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デフレ円高の金融政策もバラマキ政策も官僚利権から起きている。
だから、政治家が、本業の政策方針まで官僚丸投げするほど、こうした経済政策が強まる。