金【レンジ内取引か？】

[日本ユニコムコールセンターsupportコース取引さん]

日中取引時間は、NY高を受けた手じまい買いが先行して始まり、前日比1円高の4251円で寄り付く。その後、NY時間外の水準切り上げを受け堅調に推移し、結局前日比16円高の4266円で終了。NY市場のドル建て金は、前日終値で約１カ月ぶりに割り込んだ1300ドルを回復するものの、米早期利上げに対する警戒感が根強く、上値は圧迫されている。市場の関心は、FRBの金融政策に集まっている。イエレンFRB議長は、米景気改善について認識をもちつつも利上げには慎重な姿勢を保っているため先行きがはっきりせず、ドル建ての金はトレンドを見いだせない状況となっている。上値は利上げ懸念に抑えられる一方で、下値は中東やウクライナ問題など地政学的リスクに下支えられる図式となっている。目先はレンジ内取引となりそうである。

本日夜間取引時間は、6月のユーロ圏消費者物価(18：00)、6月の米住宅着工(21：30)、米週間失業保険申請件数(21：30)、7月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数(23：00)などが予定されている。数字次第ではあるが、個別の材料に大きく変動する局面とは考えにくく、比較的狭いレンジでの値動きと思われる。

夜間取引レンジ　　　4,231円～4,278円


中川

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