Bull vs. Bear Markets / ota_photos
米国株式市場で、個人投資家からの資金流入が急増しており、上昇相場がそろそろ終盤に差し掛かっているのではないかという見方も出てきているようです。
個人投資家が株を買いだすとバブルがはじけるというのは、過去にも繰り返されてきた歴史ですね。今回もそうなってしまうのでしょうか?
折しも、米連邦準備理事会(FRB)が先週発表した6月の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録で、FRBが量的緩和を10月に終了する方針を確認したことが判明したばかりです。利上げの時期は明確になっていませんが、マーケットでは2015年の第3四半期あたりと見る向きが強いようです。いずれにせよ、この量的緩和の終了は一つの転換点になりそうです。
FRBが量的緩和を終了=米国債等の購入を停止することによって、まず債券安になるのか、それともリスク資産から資金が流出して株安になるのか、個人投資家としては大きな市場下落も想定したリスク管理が必要な状況ですね。
社債ということに関して言えば、このブログの右サイドバーに「各国10年国債利回り(1年間) 」のグラフを掲載していますが、どこの国も国債利回りが低下している状況(=国債価格は上昇)ですから、個人向け社債もなかなか好条件なものは出にくい状況です。あえて言えば、先進国の中では唯一利上げに踏み込んでいるニュージーランドドル建て債券は、比較的利回りが高めになっているようです。
このブログは株式市場等の相場観に関しては専門ではありませんので、資産運用ブログランキングの上位ブログなどで投資関連情報をチェックしていただければと思います。
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株に個人投資家が積極投資-専門家は強気相場終わりを予想
米株式市場では個人投資家とウォール街 の専門家が反対方向に動いている。
プロのストラテジストらが今年の上昇相場は終わったと指摘する中、米株式市場には個人投資家から資金が急増している。ブルームバーグと米投資信託協会(ICI)のデータによると、この1年間に株式の投資信託と上場投資信託(ETF)に流入した資金は約1000億ドル(約10兆1000億円)に上り、その前の1年間の10倍に達した。
個人投資家の楽観ムードは、バリュエーションが4年ぶり高水準にある米株式市場の今後の停滞を予測するUBSやHSBCホールディングスの見方とは対照的だ。ストラテジスト予測の的中率はまちまちだが、今回の強気相場はすでに平均より長期間に及んでおり、過去の例を見ると、個人投資家の資金は上昇相場の終盤に押し寄せる傾向がある。
ナショナル・ペン・インベスターズ・トラスト(ペンシルベニア州ワイオミッシング)のシニア株式運用者テリー・モリス氏は8日の電話取材に対し「ウォール街があらゆる既知のデータを考慮した上で定めた目標にすでに到達し、上げ相場に乗るのがいつも遅い個人投資家が引き続き買っているのであれば、上値余地は限られるだろう」と語った。
欧州の金融問題や米利上げ時期をめぐる懸念を背景に、先週の米国株は前の週に記録した過去最高値から下落 。S&P500種株価指数は週間ベースで4月以来の大幅安となった。シカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティ指数(VIX)は7年ぶりの低水準から17%上昇した。
アシュバートンのファンドマネジャー、ニック・スキミング氏をはじめとするプロの投資家によると、個人投資家は大幅な株高で他人が多額の利益を手にするのを目にして株に引き付けられる傾向があるが、その時には株価が既に割高になっていることが多い。ハイテク株のバブルは2000年3月にはじけたが、投資信託には同年1-3月(第1四半期)に過去最大の1020億ドルが流入していた。
(Bloomberg, 2014/7/14)