サンサンさんのブログ

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自然の中でのんびりと魚つり

 毎年、夏の青い空と白い雲を見ているとソワソワとする。
さあ青い海とお魚さんが呼んでいる。

 中学生だった昭和30年頃は、毎週日曜日となると魚つりに出かけた。その頃の小遣いは毎日10円もらっていた。それを一週間ためると60円、日曜日の朝一番の名古屋の市電に乗って出かけた。当時市電は終点まで10円で往復20円、菓子パン1個10円で2、3個買い、餌に使う「ごかい」は20円で、丁度一週間の小遣いいで行けたのだ。

 大津橋から朝6時ごろの一番電車に乗る。時々父も一緒だった。初秋の朝はまだ暗い。長靴に身を固めた姿で、終点の港区の開橋まで乗る。そこから約30分位歩くと九号地である。石油タンクがならぶ岸壁でサオを出す。もちろん現在のようなグラスドットの竿でなく4本繋ぎの2間の竹竿である。(家の近くの鍋屋町に竿屋さんがあり、穂先が折れたりするとよく作ってもらった)

 朝の満潮に乗ってよくハゼが釣れた。時々すずきの一歳魚であるセイゴもまじる。昼の干潮になると。母が作ってくれたお弁当を食べる。

 いつも煎り玉子と紅生姜だった。その頃は、玉子は現在と違ってごちそうだった。

 食事がすむとドロドロになった干潟に降りて餌にする「ごかい」を取る。これが夕方からの満潮に活躍するのだ

 夕日が西の海に沈む頃がもっとも釣れる。ハゼは小さい魚だがよく引くからたまらない。真っ赤な夕日を眺めながらに釣るのは、自然と共にできて至福の一刻である。

 海に沈めてあった網を上げて父が作ってくれた木箱(当時は魚を入れるクーラー等なかった)大満足で帰るのである。

家に帰り着いて、魚を水を張った桶に入れると、まだ元気に泳ぐから、現在ではとても信じられないことであった。

 いままでの大物は、大野海岸の突堤釣った30センチのアイナメと、夜に竜宮町にあった「たけ丸」の乗り合い船に乗って堤防から釣った黒鯛の一歳魚「チンタ」である。

 残念ながら昭和34年の伊勢湾台風以後、餌になる「ごかい」もいなくなり、堤防ではハゼも釣れなくなって、大掛りに船で繰り出さないと戦果がでなくなったのはとても残念である。

あの真っ赤な夕日は、どこに行ったのだろうか。

〔この文は、10年以上前に私のホ-ムペ-ジに載せたものです〕
6件のコメントがあります
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    おはようございます。

    私は釣りはあまりやりませんでしたが、川で「石川」化バリを上下に動かしアユを、名前は忘れましたがうきに化バリを10個ぐらい付け右から左に流しはやなどつったのを覚えています。

    海は父がよく夜釣りにいき、たまに連れて行ってもらったのを覚えてます。カーバイトで明かりをとりました。ちょっと臭かったですね。

    昼間も一二度キス釣りにいった記憶があります。
    大人になってからはほとんど釣りはしていませんが、先日友人が餌でアユ釣りに連れてってやると誘われました。
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    サンサンさん
    2008/6/1 12:11
    ホワイトチ-チさん

    こんにちは

    そうですか。

    毛針釣りをされたのですか。

    私は、鮎を釣ったことがありません。

    以前、伊豆にお得意様の招待で行ったとき、修繕寺か白糸の滝か定かに覚えていませんが、マス釣りをしました。

    皆さんは「見えている魚」に餌を近ずけますが、私は「見える魚は釣れない」と言う案内所のおじさんの言葉を守り、滝壷に釣り糸をたらしたら、見事に50センチ以上のマスが釣れ、2人がかりで釣り上げました。

    ホワイトチ-チさんも、是非、鮎釣りにでかけられてはいかがでしょうか。

    気分爽快になられることでしょう。

    9月28日、大井川鉄道に乗りますが、岐路、焼津さかなセンタ-に寄る予定です。
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    まつぴょんさん
    2008/6/1 18:53
    こんにちは。

    いつもながら素敵な文章ですねー。
    ほのぼのと、豊かな気持ちになることが出来ました。
    小学校の時の先生が、子どもの頃の話を時々聞かせてくれましたが、そんなことを思い出しました。

    サンサンさんは今でもホームページをお持ちなんですか??差支えがなかったら、今度こっそりメッセージで教えてください(^^)
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    サンサンさん
    2008/6/1 20:42
    まつぴょんさん

    こんばんんは

    OCNの無料ホームページをもっています。

    まあ会社案内らしきもので、お恥ずかしいです。

    最初は、夢中で作成しましたが、「熱しやすく、冷めやすい」性格なので、今は「ほったらかし」状態ですね。

    まつぴょんさんは、いかがですか?

    インタ-ネットで、お仕事の受注にプラスでしょうか?

    ビッタ-ズの講習も、聴きにいったことがありますが「ふんぎり」がつきませんでした。
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    こんばんは。

    サンサンさんの多種多様な趣味や特技に今さらながらに感服いたしております。

    私に、もしサンサンさんの様な趣味や特技が有ったならば、私の人生は大きく変わった事でしょう。

    たぶん、サンサンさんの天下様のような美女系の愛情深い妻を迎え毎日がルンルン気分で暮らしている事でしょう。
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    サンサンさん
    2008/6/2 09:15
    イ-スタ-島のモアイさん

    おはようございます

    「女房の好きな 赤烏帽子」とも言いますな。

    あれ、違いましたかな。

    モアイさまの「藤娘さま」は、日本画にピッタリでしょう。

    我が家の「猫の額」ほどの、ひろ~い応接間兼の茶の間に是非、飾りたいものですな。

    で、「なんでも鑑定団」で、「おお、これは素晴らしい!国宝級のものです。とても値段がつきません。大切になさってください」と言われますな。

    メデタシ メデタシ!
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