脱法ドラッグの恐怖
薬物依存症
依存
薬物依存症は、意志や人格に問題があるというより、依存に陥りやすい脳内麻薬分泌を正常に制御できない状況が引き起こした「病気」である。「まだ大丈夫」と問題性を否認しているうちに、肉体・精神・実生活を徐々に破壊していく。家族などの周囲をも巻きこみながら進行し、社会生活や生命の破滅にいたることも稀でない。
また、精神疾患の強迫性障害に伴う気分変調を紛らわすという目的で薬物に依存し、アルコール依存症などに陥る場合もある。
それだけでなく、ニコチンに対する依存症である喫煙のように、依存者自身やその周囲にいる他者へ受動喫煙として悪影響を与えることで、生活習慣病や重大な死因、気管支の疾患や胎児へ影響し、健康に対する影響が社会的に甚大である薬物もある。アルコールへの依存も、未成年者の脳の発育や胎児、生活習慣病や肝臓の疾患に影響する。これらを日本での社会的な費用に換算すると、喫煙は社会全体で約4兆円の損失、アルコールは社会全体で医療費や収入減などを含め約6兆6千億円になるとされる
脱法ドラッグ撲滅を!車暴走の現場で市民らが訴え
テレビ朝日系(ANN) 7月5日(土)17時47分配信
東京・池袋で脱法ドラッグ撲滅を訴えるパレードが行われました。田村厚生労働大臣も駆け付け、先月、車が暴走した現場で献花しました。
池袋駅前の路上では先月、脱法ハーブを吸った男が車を暴走させ、中国人の女性が死亡し、7人が重軽傷を負いました。男は「運転したら意識がもうろうとして、まずいなと思った」と供述しています。
高野之夫豊島区長:「地域の意志を結集していくことが、何よりも(脱法ドラッグ)撲滅につながる大きな力となる」
5日は、地元の住民や商店街の店主らが脱法ドラッグの撲滅を訴えて、池袋駅周辺の繁華街を1kmにわたってパレードしました。また、田村大臣も駆け付け、犠牲になった女性に花を手向けました。