今年のＩＰＯ企業数は７年ぶりの高水準で半年で26社

[TAROSSAさん]

新規株式公開（ＩＰＯ）の好調が続いているようです。

今年１～６月までに上場した企業は26社と、上期として７年ぶりの高水準となったそうです。

西武ホールディングス（ＨＤ）やジャパンディスプレイといった大型上場が相次ぎ、ロボットベンチャーや外国企業などの注目企業も東京証券取引所への上場を果たしており、証券業界は、ＩＰＯ市場の本格的な回復に期待を寄せているようです。

 

東証によると、上期にＩＰＯを実施した企業数は前年同期の21社を上回り、平成19年（36社）以来の高水準を記録したそうです。

通年でも「70社を超える」（ＳＭＢＣ日興証券の永末執行役員）とみられ、昨年の58社を上回り、７年ぶりの高水準になる可能性が高いようです。

 

ＩＰＯの件数をめぐっては、平成12年には年間で204社が実施するなど、2000年代前半は毎年100～200社程度の高水準で推移しており、平成20年のリーマン・ショックで市場は急激に冷え込みましたが、19社がＩＰＯを実施した平成21年に底を打ち、その後は「アベノミクス」による市場環境の改善などを受け、着実な回復を続けています。

 

上期にＩＰＯを実施した企業では、再上場組や外国企業の上場や、その上場手法などで注目を集めた企業など多彩な顔ぶれとなりました。

 

西武ＨＤは、有価証券報告書の虚偽記載問題で西武鉄道が上場廃止になった平成16年12月以来、約９年ぶりとなる再上場で、平成22年３月に上場廃止となっていた日立マクセルも、４年ぶりとなる再上場を果たしました。

 

ＩＰＯ市場をめぐっては、平成24年末から昨年末まで、49銘柄連続で初値が公募・売り出しに適用する公開価格を上回るなど好調が続いており、今年に入ってからも、公開価格を上回った企業が26社中の18社と好調を維持しているようです。

業種別では、先月27日に上場し、公開価格（4000円）の2.3倍の初値（9250円）を付けた医師向けネットサイト運営のメドピアなど、医療やＩＴ関連の業種に人気が集まっているようです。

 

ＩＰＯ銘柄は買いたくてもなかなか当たりませんね。

 

9024：2076円、　6740：631円、　6095：8500円、