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この頃のアルゼンチン

[ニューヨーク 30日 ロイター] - エリオット・マネジメントのシニアポートフォリオマネジャー、ジェイ・ニューマン氏は30日、アルゼンチンの債務再編を拒否した「ホールドアウト」債権者との交渉に同国政府がこれまで応じていないとして政府の対応を批判した。

エリオット・マネジメント傘下のNMLキャピタルは、アルゼンチン債務をめぐり同国政府と係争中で、ホールドアウトの中でも中心的な役割を果たしている。

ニューマン氏は「アルゼンチン政府は債権者と交渉する意欲があると公言したが、また約束を破った」とし、「NMLは交渉の用意があるが、アルゼンチン政府はあるゆる面においてこの問題に関する交渉を拒否している」と指摘した。

アルゼンチン経済省は、同氏の見解に関してコメントを控えた。

別の主要ホールドアウト債権者であるヘッジファンド、アウレリウス・キャピタル・マネジメントも、アルゼンチン政府を批判するコメントを発表。同社のマーク・ブロツキー会長は「アルゼンチン政府は再び債務危機を起こそうとしている。この事態は完全に回避可能だ。ホールドアウト債権者との合意は十分に可能であるにもかかわらず、政府は会おうともしていない」と糾弾した。

2001年のデフォルト(債務不履行)をめぐり、アルゼンチンの債務再編に応じた債権者への利払いが同日、期限を迎える。米裁判所はホールドアウト債権者への支払いを行うまでこの利払いを認めない方針を示しており、利払いができなければ再編した債務は「テクニカルデフォルト」に陥ったと判断される。ただその後、支払い期限は7月30日まで延長される。

一方、同国の経済省はホールドアウト債権者との合意を目指し、米裁判所の指名した調停者と7月7日に協議するため代表団を送ることを明らかにした。ホールドアウト債権者らと直接協議の場を持つかどうかは不明だ。

経済省は声明で「アルゼンチンは引き続き、債権者の100%の利益を考慮した上で公正かつ合法な条件に関し協議することを望んでいる」と表明した。




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