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入院食費 倍近くに 厚労省案 1食負担260→460円

 

 厚生労働省は二日、公的医療保険の制度改革に関し、一般病床などに入院する患者が医療機関に支払う一食当たりの食費の自己負担額を、原則二百六十円から、倍近くの四百六十円に引き上げる案を固めた。


 医療保険財政を改善させるのが狙い。また在宅医療の普及を図る上で、食費を全額自費で賄っている在宅患者との公平性を保つため、応分の負担を求める。七日の社会保障審議会医療保険部会に方針を示し、早ければ二〇一五年度中の実施を目指す。



 入院時の食費は、一般病床や精神病床で一食六百四十円と定められている。患者はこのうち食材費分として二百六十円を負担し、残りは公的医療保険から給付する。自己負担額は住民税非課税世帯の場合は二百十円で、さらに入院が長期化すると百六十円に減る仕組みだ。入院時の食費などで一二年度に医療保険から給付しているのは約四千八百億円。



 慢性期の患者らを対象にした療養病床に入院する高齢者の場合、食材費に加え調理費分も負担する決まりで、自己負担額は四百六十円。厚労省は一般病床などの患者にも調理費分を負担してもらい、自己負担額を同額にすることを求める。



 住民税非課税世帯は低所得であるため、自己負担額は据え置く方針だ。

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