NY株式市場は大幅な値上がりしている。
(日本時間午前3時ダウ151ドル高)
機関投資家やヘッジファンド等の大口の注文を処理するとき、一般的には寄付とか引けとかで一気に売買をすることはない。通常注文をスライスして場に発注する。その時VWAP すなわち、Volume Weighted Average Price、呼値ごとの売買高で加重平均した価格(日本語では売買高加重平均価格)を執行価格ととして利用する。
スライスの仕方としては、注文量を分割し、執行時間を分ける。等間隔とは限らない。一日で終わらない場合がある。したがって、こうした大口注文が入ると一日のなかで、途中、利食い売り等がは入られることもあるものの、ほぼ一本調子の値動きとなることがままある。それが続く時もある。
なお、現在値がVWAPよりも大幅に上昇しているときは、もみ合い相場のブレイクアウトが発生したか、ポジティブサプライズによる買い物が入った可能性がある。要注意だ。
今日の一言:無常とは限りない変化。変化に身を任せて心は泰然なり。