その際埋もれてしまった鳥居で、高さ3メートルもあった鳥居が笠木だけ残して埋没し、人の背丈以下になっています。
その時の噴火では1ヶ月にわたって計30億トン以上もの溶岩が噴出し、神社のあった黒神村全687戸も同時に埋もれてしまいました。
噴火の脅威を後世に伝えようと掘り起こすのをやめたため、そのままの形で現在に至っています。
埋没した黒神神社の鳥居と長野氏宅の門柱は、大正大噴火の猛威を如実に物語るものとして、昭和38年4月28日に県の天然記念物に指定されました。
隣には、奇跡的に生き残ったアコウの老樹がひっそりとたたずんでいます。



