元祖SHINSHINさんのブログ
「母が宗教にはまってしまいました」に答える、西原理恵子
「多分、設定された読者の投稿、表題の内容(省略)」
答え:西原理恵子
いいじゃないですか。
これはねえ、やっぱりお母さん、心に隙間ができたんだと思うんです。
何年も家族の面倒見てきた疲れとか、子育てが終わって寂しいとか、
お父さんのことが嫌いになったとか、年をとると色々ありますよね。
そういう心の隙間を神様が埋めてくれて、本人はすごく幸せなんでしょう。
恋人ができたようなものですからね。
悪いのに引っかかったら大変ですけど、お布施の額とかもたいしたことないんだったら、
やらせてあげればいいじゃないですか。
そういうちょっとおとなしめのところに入っていれば、
それこそ変な壺とか買わされるようなところに入らなくてすむし、予防接種みたいなものですよ。
集会に行って、先生のお話聞いて、みんなでおしゃべりして、
たまに旅行とか行ったりして・・・・・・って、趣味のサークルみたいなもんでしょ。
人に入信を強要したり、高いものを買ったりするようだったらやめさせなきゃいけないけど、
そうじゃなかったら個人の楽しみなんだから、それを奪うことはないと思うんですけどね。
それでも心配だったら、とりあえずその宗教団体をネットで調べてみましょう。
すごい問題あるとこだったら、今どき絶対ネットに出てますよね。
逆に地域密着のいい神様かもしれないですし。
前にどっかで見た宗教で、教義が「早寝早起き」っていうところがあって、
なかなかいいなあと。
そうだよな、やっぱり人間、早寝早起きに限るよなぁ、と思ったんですけど(笑)
何ならあなたが一回、集会に一緒に行ってみて、どんなところか見てくればいいんじゃないかな。
それでエグいところじゃなかったら、
神様にお祈りして老後を過ごすなんて、そんないいことないでしょう。
神様って、いいものですよ。
世界中で、みんながすごい熱心にお祈りしてる。
そのおかげで、人生のどうしようもない悲しみとか疲れとか、
そういうものがすごく救われてるんですよね。
教会でゴスペル歌ってるアメリカの黒人とかを見てたら、
みんな涙ばーばー流して歌ってて、
「このおかげで、ずいぶんみんな助かったんだろうなあ」と思いますもん。
だから私、祈る人はすごく好きで。
実は隣のばあちゃんがある宗教に入ってて、
「お願いだから入って」って言うから入っちゃったんですよ。
それでばあちゃん喜ぶならいいじゃん、と思って。
そしたらばあちゃん、すごいうれしそうにお守りとか持ってきて、
「置いといてね」って言うから、「ああ、いいですよ」って。
ウチはどっかからもらってきた仏像とかイコンとかいっぱい置いてあるし、
お守りくらい別にどうってことない。
まあ、”なんちゃって信者”だし、ばあちゃんもいなくなったらすぐやめるけど。
やっぱり神様がいることで安らかに過ごせる人がいるのでね。
日本人は宗教アレルギーみたいなところもあるけど、
もうちょっと神様を信用してあげてください。
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★「家族の悪知恵」
西原理恵子著 文春新書 800円+税 2014.5.20.第1刷 2014.5.30.第2刷
P.181~183より抜粋
もしも宗教がなかったら、オイラはとっくに凶悪犯罪人として死刑になっているし、
悪い政治家etcどもは、暴動でとっくに○×されているのではなかろうか?
「ゲイの男性と友情結婚してもいい?」
という答えにおいては、それを肯定しながら以下の結論を掲げている。
思いやりのウソは大盛りつゆだくで
西原のこういうサービス精神が、とても好きだ。
この書籍には、そういう西原の思いやりが随所に現れていて、
しかも笑えて、こんなに楽しい書籍はなかなかない。
このように気っ風のイイ女が、売れないわけがないじゃないか。
小林秀雄だって、きっとそう評するだろう。
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宗教なんて無くても世の中は十分救いがあると思う
だけど、そう割り切れないヒトのほうが多数派ですからね、年とると特に。。。(西原さんはたぶん少数派のほう)
こんにちは。なるほどね。
心の隙間を埋めて欲しい人が多いんですね。
物が豊かでも人の心は満たされないから。
物がない時代は隙間を見つける余裕さえもなかった。
隙間なんて人それぞれ、幸せを感じて一生を終える人も多い。
みなさん、コメントありがとうございます。
お二人とも、とても心が素直な方々なのですね。
私は政治や人間に対して、とても懐疑的になっているので、
宗教、特に若い頃に経験した神秘体験がなければ、
本当に死刑になっていると思います。
そういう意味で、神様はえこひいきしてくれたように思っています。
えこひいきされてしまった以上、
その期待に裏切るようなことをしでかすと、
甚だしい懲罰に、私は見舞われるのです。
孫悟空と一緒です(ホントに)
それから、この西原理恵子の抜粋を挙げたのは、
林真理子の新聞小説「マイストーリー」に対する真剣な抗議を意図しています。
西原理恵子は、その本心がどーであれ、
人の心をしっかりと理解している人間だということです。
村上春樹や西原理恵子のような人が書いた書籍は、
これからもみんなの期待を裏切らないと、信じています。