ゆきママさんのブログ

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未明のFOMC金融政策発表について簡単解説まとめ

やはり昨日の記事でも書いたように、(米)5月CPI(消費者物価指数)が大きなポイントでした。やや強めの結果となったことで、早期の利上げ観測なども僅かながら強まって、ドル・円は一段高となりましたね(b´∀`)ネッ! もちろん米長期金利(10年債利回り)の上昇も下支えとなっています。

まぁ予想通りと言えば予想通りの結果でしたが、率直に言うと思ったほどドル買いが強まらなかった印象。そして今夜は(米)FOMC・金融政策発表が予定されています。連邦公開市場委員会(FOMC)はいわゆる米国の金融政策決定会合で、声明発表経済と金利の見通し公表、そしてイエレンFRB議長の記者会見も行われる重要イベントとなっていますので、注目しておきましょう。

27:00から発表ということで、いつもだとあまり需要がないかもしれませんが、今日は28:00からワールドカップでスペインVSチリがあるので、起きてる方も多いかと思いますので、しっかりまとめさせていただきます(ノ´∀`*)

もはや低インフレを理由にするのは困難(-ω-;) それで未明のFOMCの見所やポイントについて解説していきます。まず、昨日の記事で米国の消費者物価指数に注目と書きましたが、結果は予想を上回る強めの結果となりました。

これまでの流れを踏まえておくと、FRB(連邦準備理事会)は雇用指数(雇用者数・失業率)の悪化から、金融緩和策を正当化していました。その中でも特に失業率は金利引き上げのタイミングを計る上で重要な目安となっていました。

ただ、失業率が予想を上回るペースで急激に回復(労働参加人口の減少も背景にあった)したため、FRBはその見通しを修正し、低インフレ状態である限りは利上げを行わないとし、ゼロ金利政策の長期化を正当化していました。

こういった流れがあったため、失業率が当初の目標値を下回っても低インフレを理由に超低金利状態を維持してきたわけですが、昨日発表されたインフレ指数を示す(米)5月CPI(消費者物価指数)がFRBの目標を上回ったため、もはや低インフレを理由にするのは難しくなったというわけです((φ(・д・。)ホォホォ

最大のポイントは政策金利見通しに修正があるか というわけで、このタイミングで米国のインフレ加速が示されるような指標が出てきたため、市場の期待感も高まっているようですが、一番大きなポイントとなりそうなのは、今後の政策金利見通しについて上方修正があるかどうかといった点になります。

金利見通しに関しては、利上げ開始を見込む時期や年末の金利の予想中央値などが発表されますので、金利の引き上げが前倒しが予想されるような修正が加われば、サプライズとなるでしょうΣ(゚Д゚ υ)エッ!!

ただし、このような具体的な修正に実際踏み込むかというと、現段階ではかなり可能性が低そうです。市場の見方としては、これまでと同じようにQE(量的緩和)は債権買い入れの縮小を100億ドル減額して350億ドルになる見通し。また、金利も当然据え置きで具体的な修正にまでは踏み込まないというのが大勢となっています。

したがって、あっても声明文の中でのトーンの変化となりそうですが、微妙のニュアンスの違いを読み込むのはちょっと大変なので、この辺は値動きを見て判断するか、速報を待つしかなさそうです(ノ∀`) アチャー

ドル円にとっては追い風!しかし株価は… 大体こんな感じで、タカ派的な変化があればドル高材料となることは間違いないでしょう。そのため、昨夜のドル・円相場や米長期金利(10年債利回り)は上昇しましたからね。

しかし、これも何度も書いていることですが、株式市場にとっては早期金利引き上げというのはマイナス材料となるため、イラク情勢の悪化や原油高ということでネガティブになりつつある状況を考えると、株価は一旦下げそうです。

そうなってくると、株安がネックとなってドル高の流れを阻む形となる可能性があるため、値動きとしては非常に読みにくいのかなと思います。なので、結果を予想してどうこうというよりは、ある程度結果を織り込みつつ、大きな値動きとなれば相場を追いかけていくといくといった感じが良いのかなと。

ちなみに、このFOMCの発表の後に27:30から(米)イエレンFRB議長記者会見も予定されていますので、そこでの発言内容がどうなるかにもよって大きく相場は動いていくことになるため、これらを終えてどうかといったところです。

それから以下に前回の結果と値動きなどについてまとめておきますので、興味のある方はどうぞです↓

前回のFOMC発表内容&結果:


そしてここからは昨日今日のドル・円相場についてまとめておきます。昨日の海外市場は、101.90~102.20円台での値動きとなりました。欧州市場は相変わらずの小動きでしたが、各国の株価が全体的に堅調に推移したことや、米長期金利の上昇も下支えとなってわずかに上昇し102円台へ。ただ、その後は再び押し戻されるといった展開でした。

…続きはコチラから♪http://fxshufoo.blog.so-net.ne.jp/2014-06-18

1件のコメントがあります
  • イメージ
    jojuさん
    2014/6/19 05:43
     インフレ率が一定期間高位に来ないと、引き締め方向には進めないと思いますよ。
     そうなってからの引き締め方向への動きは、株価を殺さないでしょう。 株価下押しも大したことはない。。。

     米国の政策は合理的なんで心配なく、日経の問題はむしろ国内要因にありますよね(黒田緩和と増税の行く末)
     こっちは前政権ほど気違いではなくなったけど、依然、不合理、お馬鹿方向ですもんね
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