6日の東京市場は5営業日ぶりに反落。
ECBのマイナス金利導入で上昇した米国市場を受けて、朝方は買いが先行した。
ただ、寄り付き以降は上昇続きの相場に対する警戒感から上げ幅を縮小。
週末を迎えたことや今晩発表される米5月雇用統計を見極めたいとの向きからポジション整理の動きが強まり、下げに転じる場面もみられた。
ただ、下値を拾う動きから下げ幅は限定的で、大引けにかけては前日終値付近でのもみ合いとなった。
売買代金上位はソフトバンク、トヨタ、フィックスターズ、ガンホー、三菱UFJなど。
業種別では、値上がりは海運、鉱業、鉄鋼、保険、機械など。
値下がりは通信、小売、陸運、電気・ガス、電気機器などが上位に並んだ。
東証1部の出来高は21億409万株、売買代金は1兆8976億円。
騰落銘柄数は値上がり1110銘柄、値下がり538銘柄、変わらず163銘柄。
目先、今晩の米雇用統計が気になるところだが、来週も重要イベントを多数控えている。
まず、国内では日銀金融政策決定会合が12~13日、オプションSQが13日。
海外では中国5月生産者物価・消費者物価が10日、米5月小売売上高・輸入物価が12日、中国5月都市部固定資産投資・小売売上高・鉱工業生産が13日と乱高下激しい一週間となる可能性が高いとの話。