日経情報

ヒロろんさん
3日の東京株式市場の日経平均は続伸。取引時間中としては4月4日以来、ほぼ2カ月ぶりに1万5000円を回復し、前日比98円33銭高となる15034円25銭で本日の取引を終えました。

前日の米国株市場が総じて堅調だったことに加え、外為市場で102.40円付近までドル高/円安に傾いたことが好感されました。
先物高が裁定買いを誘って、日経平均は高寄りのスタート。寄り付き前の外資系証券の注文状況が差し引き2220万株の大幅買い越しとなったことで、海外勢が本格的に動き始めるとの期待も高まりました。

特に海外のヘッジファンドなどが日本株から手を引いていることに加え、国内では特に個人の資金が高配当銘柄に流れ込んでいると推察されます。

その後の日経平均は堅調もみあい。先高期待は強いものの、25日移動平均線とのかい離が5%に接近するなど過熱感が意識されました。

後場入りの日経平均は堅調持続、戻り待ちの売りをこなし1万5080円付近からのスタート。政府の成長戦略に関する事前報道が相次いだことが相場の支えとなりました。利益確定売りを急ぐ投資家が少なく高値圏を維持。法人減税に伴う企業の自社株買いや増配への期待が膨らみ、中長期の資金も流入していると推察されます。

しかし大引けにかけても上値を積極的に買っていく動きもなく、業種別で見てもある程度まんべんなく上昇していることから、指数取引に絡めた売買と考えられます。

新興株式市場に関しては、日経ジャスダック平均と東証マザーズ指数が続伸。マザーズ指数は2003年9月に算出を始めて以降、初の11連騰を記録しました。

◆日経平均:1万5034円25銭(前日比+98円33銭)
◆東証1部売買代金:2兆0030億円
◆東証1部出来高:22億2657万株

◆値上り銘柄数:1035銘柄
◆値下り銘柄数:617銘柄
◆変わらず:159銘柄

◆年初来高値銘柄数:191銘柄
◆年初来安値銘柄数:2銘柄

◆TOPIX:1,228.59ポイント(同+8.12ポイント)
◆JASDAQ平均:2,042.23円(同+14.10円)
◆マザーズ指数:830.02ポイント(同+20.55ポイント)
ヒロろんさんのブログ一覧