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都内の銭湯6年ぶり・・460円へ

 都公衆浴場対策協議会(会長、都留康・一橋大経済研究所教授)は、都内の銭湯の大人料金(12歳以上)の上限額を450円から10円引き上げて460円とするよう舛添要一知事に答申した。値上げは平成20年以来、6年ぶり。7月1日から新料金が適用される見通しだ。

 協議会は、26年は円安による燃料費高騰や4月からの消費増税に伴って、銭湯1軒当たり、平均約139万円の赤字を抱えることになると試算。赤字解消のためには、現行料金の上限額を35円引き上げる必要があると指摘した。

 ただ、自家風呂率の上昇に伴う利用客の減少などで、今年4月末時点の都内の銭湯数は696軒で、戦後ピーク時の昭和43年の2687軒から7割も減少。

 協議会は、これ以上の顧客離れを食い止めるためにも、35円のうち消費増税分を充当する10円の値上げにとどめ、残りの25円については「銭湯の経営努力に期待する」とした。

 銭湯の入浴料の上限額は、戦後に策定された物価統制令に基づき都道府県の知事が決定する。

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