昨夜、ポルトガルで開催されたフォーラムでの発言が注目されたドラギ総裁ですが、「ＥＣＢはインフレ率を目標に回帰させる手段を有している」と、やはり追加緩和を思わせる発言となりユーロ売りが進みましたが、ドル円への影響は限定的だったように思いますね。
そして、ニューヨークタイムで発表された指標がポジティブで強いものとなったので、米国株高・ドル買いに傾きました。それにしても、このところ堅調な指標には安心させられます。
さて、今夜の展開ですが、要人発言はオバマ大統領くらいで、他には指標発表もなく材料に乏しい相場となりそうです。こういう時は外部要因であるウクライナ情勢が意識されるかもしれません。
そのウクライナでは空港を奪還するための衝突で親ロ派50人が死亡したと発表されています。選挙での衝突や軍事作戦など不安要素は織り込み済みの相場ですが、ここでプーチン大統領が動いてくると相場も大きく反応してくるかもしれないですので、今夜は明日の指標ラッシュを前に様子見で行きたいと思います。
あとは、最近まで101円台で続いていた相場ですので、102円にタッチすると利益確定から押し戻される感じがします。長期的には買いスタンスでみていますので押し戻されれば拾っていく戦略です。
