本日の東京株式市場でパソナグループとサンリオがともに一時、年初来安値を更新し、東証1部値下がり率の3位と1位になったそうです。
覚せい剤取締法違反(所持)容疑でASKA容疑者が警視庁に逮捕された事件に関する本日発売の週刊誌の記事が影響したと取りざたされているようです。
ASKA容疑者とともに会社員、栩内容疑者が逮捕されましたが、この栩内容疑者とパソナグループとの関係が、本日発売の「週刊文春」「週刊新潮」で取り上げられ、両誌とも事件との関与には触れていないようですが、栩内容疑者が特別な待遇でパソナグループで働いていた様子などが取り上げられており、南部靖之代表に関わる業務なども紹介されたそうです。
これが本日の株取引でパソナグループの一部投資家から売り材料とされたもようで、パソナグループ株は年初来安値となる8.4%安の460円まで値下がり、終値でも4.4%安の480円となったそうです。
一方、サンリオは21、22日に発表した今期以降の新しい経営計画で、小売り事業の拡大やテーマパーク開設などアジア展開の拡大方針が一部投資家に嫌気されたことで、大きく値を下げたようです。
これに加えて、サンリオがパソナグループの主要株主であることが一部投資家の間で注目され、値下がりに影響したとみられているようです。
サンリオ株は一時22.5%安の2410円まで値を下げ、終値は幾分回復しましたが、16.5%、512円安の2598円まで値下がりしており、同社の3000円割れは昨年1月以来となるそうです。
週刊誌ネタが株価下落の原因だとしたら、そのうち回復すると思うんですが、どうなんでしょうね。
2168:480円、 8136:2,598円