株に関係ねえ話なんで最初っから断わっておく。え?株、う~んアリババ上場までは静かにしてるよ、ちょうど会社で異動があって、インサイダーじゃないけど会社と関係する企業の株が買えない組織に移っちまった。戦略的な情報も扱うので周辺業種に限らず株投資はご法度。M&Aリリース前にたまたま買ったなんて本人もわからないことで後日罰せられることもあるそうで。
ベトナムで起こった暴動は中国の一方的なオイルリグ持ちこみとそこでの衝突が原因だが、中国人関係者殺害、中国企業強奪被害を絶好のネタに、一気に中国は“被害者”として力による押し出しを強めてくるに違いない。
ベトナムで騒いでる人間は血が昇りやすい、単純な民族主義者らで、それに呼応する輩は台湾も日本も敵国かどうか区別のつかないずに火をつけてるのを見ると、中国人がこの前、在中日本企業に火をつけ商品を盗んだのと変わらない。
日本は腑抜け対応だが、中国はしっかりこれを利用するだろう。もともとベトナムは輸出入とも中国依存が極めて大きく、資本も投下されてある意味グウの音も出ないのが実情。ベトナムの頼りはアメリカの支援とアセアン各国との共同歩調なのだが、オバマは基本、今のロシアへの対応と同じことしかできない。
これをすっかり見通して故意に仕掛けたのが中国とも考えられる。なんでこの時期に、なんて本当にビックリしている人は中国に対する認識が甘い。
それにしてもフィリピンのザマは何だ。アメリカを追い出した後に中国が虎視眈々と侵略してきて、詫びも入れずにアメリカ頼み。
日本はこれらの好い例からしっかり学ぶべきだ。アメリカを追い出すのはどんなリスクがあるのか、中国という国の飽くなき膨張主義とその汚いやり方(船の衝突映像で明らかなのに、悪いのはベトナムと言い張るナラズ者国家)、自国の企業と国民が被った損害には毅然と償わせる権利の行使(ニッポンは泣き寝入り風)、それに経済支配こそが最後は強い武器になるという真理(フィリッピンと揉め事を起こすと、輸入するバナナの検疫日数を不当に延ばして、全部腐らせてしまうことまでやった)。
今回の南シナ海の事件で中国の怖さ、汚さ、強さが認識できた効果は大きい。インドなども入れての対中集団的強調体制を早急に組み、単に軍事協力にとどまらない経済、資本の絆を見せつけることを急ぐべきと思う。
中国は不動産問題一つとっても矛盾だらけで早晩国内で大きなリセッションに見舞われるだろう。その時は国民の目を逸らすお得意のキャンペーンを張るが、領土をめぐる愛国民族主義に火をつけるのが手っ取り早い。
しかしよーく今回のリグ設置の場所やフィリピンと揉めてる岩礁を地図で見ると「そりゃあ何ぼ何でも中国から遠すぎるよなあ」ってところだ。よくやるよ。
ほんじゃ、マカ、じゃねえ、また。